夫に絶望し、家庭生活に破れ、新しく生きる望 みをかけたヴロンスキーとの恋に身を滅ぼしてゆくアンナの悲劇をヴィヴィアン・リーが熱演
ストーリー:官僚カレーニン(ラルフ・リチャードソン)の妻アンナ(ヴィヴィアン・リー)は才気あふれる魅力的な女性であるが、仕事一辺倒の夫との仲は今ひとつうまくいっていない。モスクワの兄を訪れたアンナは、駅で義理の妹キティの婚約者ヴロンスキー大尉と出会う。ヴロンスキーの必死の求愛は、夫との仲に不満を持つアンナの心を徐々に引き寄せ、ついには家族を捨てて駆け落ちするに至る。幸せをつかんだかに見えたアンナだが、罪の意識と世間の中傷が徐々にアンナを押しつぶしていく・・・。
出演:ヴィヴィアン・リー、ラルフ・リチャードソン、キーロン・ムーア、サリー・アン・ハウズ、マイケル・ガフ、マーティタ・ハント、オースティン・トレヴァー、マイケル・メドウィン
★★★★☆ お勧めのアンナですよ
いろんな女優が演じたアンナ・カレニナの映画をすべて見ました。それぞれにすばらいのでどれが1番とは順位がつけがたいのです。ヴィヴィアンの演じたアンナは女性の弱さがよくでているのが特徴です。さすがヴィヴィアン!美しいです。でも常にどこか不安げ・・・。あのスカーレット・オハラを演じたヴィヴィアン・リーとは又一味違う面を楽しめます。白黒映画ですが、衣装も美しく当時の社交界の華やかさが伝わってきます。ヴィヴィアンの激しい面がスカーレットなら、弱さはアンナが映し出しているのかな?当時興行的には不作とされたそうですが、今見ればそんなことありませんでした。きっと当時はスカーレットのイメージですべてを判断されたのかしら?誇り高いがゆえに傷ついていく主人公はヴィヴィアンそのものでした。
作品の詳細
作品名:アンナ・カレニナ |
原作名:Anna Karenina |
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ |
脚本:ジャン・アヌイ、ガイ・モーガン |
公開:イギリス 1948年1月22日、日本 1951年9月11日 |
上映時間:139分 |
制作国:イギリス |
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