壮烈な戦火の彼方に・・・青春のすべてをかけて愛し、戦い、散っていった若き獅子たち
ストーリー:第二次世界大戦が勃発し、ドイツ軍ナチ青年将校クリスティアン(マーロン・ブランド)はアフリカ戦線へと向かう。時を同じくして、ニューヨークでは、ユダヤ系青年ノア(モンゴメリー・クリフト)と友人マイケル(ディーン・マーティン)が出兵し、舞台はすざまじい戦場へ・・・。壮絶な闘いの中で人間不信に陥っていくクリスティアン。ユダヤ人ゆえに屈辱を受けるノア。やがてノルマンディ上陸作戦が開始され、戦況はドイツ軍に不利な状況へ。そして、連合軍の勝利が近づいた前線でついにこの3人が出会ったのだった・・・。
出演:マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト、ディーン・マーティン、ホープ・ラング、マクシミリアン・シェル、バーバラ・ラッシュ、メイ・ブリット、リー・ヴァン・クリーフ、リリアン・モンテヴェッキ
★★★★★ 反戦映画の傑作!
いわゆる両極端な体制や思想、また極限の「戦争」という状況のなかで生き抜く若者たちを描いている佳作といえましょう。マーロン・ブランドは自信あふれるドイツ軍将校を演じていますが、その信念がくずれ最後に銃弾によって倒れる姿は非常に印象に残ります。またモンゴメリー・クリフトとディーン・マーチンはアメリカそのものでしょう。非常にタフで明るく「ヤンキー魂」といった感じです。「愛する人のために戦う」というアメリカ的な描かれ方です。かれらが生まれた時代が違えばお互い友人にもなれたことでしょう。お互いの考えや思想が違っても理解できたかもしれません。しかしながらこの映画で描かれていることは世界のどこかでいまなを残念ながら起きていることでしょう。
作品の詳細
作品名:若き獅子たち |
原作名:The Young Lions |
監督:エドワード・ドミトリク |
脚本:エドワード・アンハルト |
公開:アメリカ 1958年4月2日、日本 1958年6月28日 |
上映時間:167分 |
制作国:アメリカ |
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