ドラマ

ロンリーハート

『ブラック・ダリア』『ゾディアック』に続く衝撃のクライム・サスペンス!!

ストーリー:レイモンド(ジャレッド・レト)は新聞の恋人募集欄“ロンリーハート・クラブ”に広告を出し、夫が戦死した女性や未婚の女性を狙い、財産を騙し取る結婚詐欺師。新たな獲物マーサ(サルマ・ハエック)が彼の窮地を救ったことがきっかけで二人は強い絆で結ばれ、マーサも詐欺に加担するようになる。やがて二人は、女性の財産だけでなく、命までも奪うという残虐な犯罪を犯すことで、互いの愛を確認するようになる。異常な犯罪を繰り返す二人を、ひとりの刑事が追いつめていく・・・。

出演:ジョン・トラボルタ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ジャレッド・レト、サルマ・ハエック、スコット・カーン、アリス・クリーグ、ローラ・ダーン、ダグマーラ・ドミンスク、ベイリー・マディソン、クリスタ・キャンベル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 無間地獄のしての犯罪

感心した。警察側から描いた作品という事で、単純明快な娯楽映画にしたのかと思っていたらそうではない。むしろ犯罪という物は永遠になくならないという無常観が根底にあり、人を殺した人間を殺しても、殺された人間が生き返ることは無いという「人間の闇としての犯罪」を描いたドラマに仕上がっていたからだ。殺される人間も殺す人間も無間地獄をさまよう存在になってしまうという殺人事件の現実がそこにある。映像が凄く明るいのもいい。暗い絵を排してさんさんと日が照る中殺人を繰り広げる「ハネムーン・キラー」たちの惨劇は彼らの狂気を描くのに最適なのである。狂気に犯された人間には狂気の世界こそが正常になってしまっている恐ろしさがひしひしと伝わってくる。この映像設計は実に効果的。ジャズが実に効果的に使われているのがいい。この陰惨な物語に唯一華やぎを与えてくれる。

★★★★☆ 映像は、いきなり電気椅子から始まった。

レイモンドとマーサの物語。これが作品の中心となる。お互いに「100%愛されていると思いたい」男と女。その気持ち一つが生きる力。「俺たちに明日はない」のボニーとクライドを彷彿とさせられるストーリー。2人は人生を、転がり落ちていった。これと共にエルマーとチャーリーの物語が在った。妻の死に立ち直れないエルマー。エルマーを気使いさりげなく支えるチャーリー。凶悪な犯人を追う大男二人、ジョン・トラボルタとジェームズ・ガンドルフィーニが、大きな肩を揺らしながら、画面を闊歩する。2つの話が実にうまく絡み合い、最後まで目の離せない魅力あるストーリーとなっていた。

作品の詳細

作品名:ロンリーハート
原作名:Lonely Hearts
監督:トッド・ロビンソン
脚本:トッド・ロビンソン
公開:台湾 2006年10月21日、日本 2007年11月10日
上映時間:108分
制作国:アメリカ
製作費:1800万ドル
興行収入:250万ドル
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