異国・日本を舞台に繰り広げられるジョシュア・ローガン監督のラブロマンス映画
ストーリー:朝鮮戦争の英雄ロイド中佐(マーロン・ブランド)は日本で内地勤務することになり、部下ケリー(レッド・バトンズ)と日本人女性カツミ(ナンシー梅木)の結婚の立会人となる。ロイドもまた将軍の娘アイリーン(マーサ・スコット)と婚約関係にあったが、やがて歌劇団のスター、ハナオギ(高美以子)に心惹かれていき・・・。
出演:マーロン・ブランド、レッド・バトンズ、パトリシア・オーウェンズ、ジェームズ・ガーナー、マーサ・スコット、リカルド・モンタルバン、ナンシー梅木、高美以子
★★★★★ サヨナラはアメリカ人に最も知られた日本語
1958年アカデミー賞10部門でノミネートされ、うち4部門でオスカーを受賞した50年代を代表する傑作です。それなのに、日本ではあまり知られていないのは事実で、つい最近になって『バベル』でアカデミー助演女優にノミネートされた菊地凛子が話題になる中、唯一の日本人オスカー女優、ミヨシ(ナンシー)梅木が脚光を浴びることになった。名作”波止場”のオスカー男優M・ブランドの日本人女性に対する恋愛観は、当時のアメリカ女性達を嫉妬させたとも言われ、また日本人女性にとってアメリカ人男性の女性に対する優しさ、接し方に好感を持たせた。(いいかえれば、日本人男性への失望?)梅木のレッド・バトンズとの夫婦役で片言の英語での名(迷?)演技はアカデミー賞に値するとは驚きでもあるが、バトンズとのオスカー助演ダブル受賞はとても嬉しいことです。全体に日本の文化をふんだんに演出し、多くの日本の名曲をアレンジしているところはいささか行き過ぎ観があるが、名音楽家A・バーリンの“SAYONARA”がとても印象的でした。是非、近い将来リメーク作を期待したいものです。
作品の詳細
作品名:サヨナラ |
原作名:Sayonara |
監督:ジョシュア・ローガン |
脚本:ポール・オズボーン |
公開:アメリカ 1957年12月5日、日本 1957年12月20日 |
上映時間:147分 |
制作国:アメリカ |
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