キリストの生誕から最期の晩餐、復活までを、オールスターキャストと壮大なスケールで描く!
ストーリー:誕生から、伝道生活、エルサレム入城、ゴルゴダの丘の処刑、そして奇跡の復活を遂げるまで、イエス・キリストの波乱に満ちた生涯を数々のエピソードで丹念に綴っていく・・・。
出演:マックス・フォン・シドー、チャールトン・ヘストン、ドロシー・マクガイア、ロバート・ロッジア、クロード・レインズ、ホセ・フェラー、テリー・サバラス、アンジェラ・ランズベリー、マーティン・ランドー、ドナルド・プレザンス、シドニー・ポワチエ、キャロル・ベイカー、ヴァン・ヘフリン、リチャード・コンテ、ジョン・ウェイン、シェリー・ウィンタース
★★★★★ 『ベンハー』に匹敵する超大作史劇!
まず、エルサレムの城壁を大オープンセットで再現した超大作である。一説には3000万ドル以上の制作費が投入されたといわれている。現代ならばCGで創造することしか出来ないだろう。ニコラス・レイ監督の『キング・オブ・キングス』も実に大作だったが、城壁の規模では及ばない。以上のような超大作だが、映像表現は、奇をてらったものは無く淡々と描いているようにみえる。アリゾナかどこかで撮影されたようだが、そんなことはどうでもいい。豪華な役者陣と格調高い映像があれば、舞台はどこでも良かろう。作中、商売道具を壊しまくる、怒りのイエスが面白い。60年代史劇の最高峰。
★★★★★ 憐れみ深いイエス様を描き出している。
イエス・キリストの素晴らしさを一つの映画で表現することはできません。全体的に暗い感じですが、この映画は特にキリストの「憐れみ深さ」に焦点を当てていると言えるでしょう。ラザロの蘇生シーンで「息よ、四方から吹いて来い」という言葉入れるなど、旧約聖書の御言葉を所々に散りりばめたアレンジはなかなか秀逸です。本質的な部分は損なわれてはいませんが、十字架のシーンがスタジオ撮影なのがイマイチという感じがします。有名なキリスト映画では『キング・オブ・キングス』『ナザレのイエス』『パッション』がありますが、「偉大な生涯の物語」は降誕から復活までもっともスタンダードに描き出された良い作品だと思います。
作品の詳細
作品名:偉大な生涯の物語 |
原作名:The Greatest Story Ever Told |
監督:ジョージ・スティーヴンス |
脚本:ジョージ・スティーヴンス |
公開:アメリカ 1965年2月15日、日本 1965年9月4日 |
上映時間:260分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:1500万ドル |
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