1943年に発表された、レイモンド・チャンドラーの小説”湖中の女”を基に製作された作品
ストーリー:ロサンゼルス、クリスマスの数日前。私立探偵フィリップ・マーロウ(ロバート・モンゴメリー)は、探偵が金にならないことに嫌気がさし、ホラー専門のキングスビー出版に殺人事件の小説を送っていた。出版社から連絡があり招かれたマーロウは、社長デレス・キングスビー(レオン・エイムズ)の補佐で重役のエイドリアン・フロムセット(オードリー・トッター)に迎えられる。エイドリアンは、デレスの妻クリスタルの居場所を突き止めることをマーロウに依頼する・・・。
出演:ロバート・モンゴメリー、オードリー・トッター、レオン・エイムズ、ロイド・ノーラン、トム・テューリー、ジェーン・メドウズ
★★★★☆ 一人称の試みは、悪くはないが
サスペンス物は見る側も推理して楽しむという部分がある。その点では一人称もあってよい。推理小説でも半ば万能の神が描いている者は、代替犯人の予想がついてしまうので物足りない部分がある。とはいうものの、映画の場合そこまでの展開を見直すことが困難だ。そういう意味で評価が分かれるところ。筋が飲み込みやすい展開であればよいのだが、なにしろ演じているのが馴染みのエスい人たち。日本のドラマであれば見知った役者さんたちが出ているので、最初から筋が分かってしまうという恨みもあるが、頭の中が整理しやすい。監督が主役も兼ねているのでこういう作り方をしたのだろうが、さて、成功か失敗か。
作品の詳細
作品名:湖中の女 |
原作名:Lady in the Lake |
監督:ロバート・モンゴメリー |
脚本:スティーヴ・フィッシャー |
公開:1947年1月23日 |
上映時間:105分 |
制作国:アメリカ |
製作費:100万ドル |
興行収入:260万ドル |
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