駆逐艦ケイン号で起こった反乱の模様と、その正否を問う軍事裁判の行方をサスペンスフルに描く
ストーリー:駆逐艦ケイン号に新艦長クイーグ中佐(ハンフリー・ボガート)が着任。最初こそ評判の良いクイーグだったが、次第に上官としてふさわしくない行動が目につくようになる。そんなクイーグに対し、マリク大尉(ヴァン・ジョンソン)ら部下たちは不信感を募らせるようになる。そんなある日、航海中のケイン号を大型台風が直撃。マリクは、正気を失い混乱する艦長を強制的に更迭し、危機を見事に乗り越える。しかし帰港後のマリクを待っていたのは、彼の反乱罪を問う軍法裁判だった・・・。
出演:ハンフリー・ボガート、トム・テューリー、ヴァン・ジョンソン、フレッド・マクマレイ、ロバート・フランシス、ジェリー・パリス、リー・マーヴィン、ワーナー・アンダーソン、E・G・マーシャル、ホセ・フェラー
★★★★★ チームに関する話
軍隊が舞台になっていますが、基本的にはどこにでもあるチーム運営に関する話です。軍隊は、いろいろと極端な条件がそろっていて話を作りやすいので選ばれたにすぎません。実際の軍隊では似たようなことやもっとひどいことが日常茶飯事なわけですが、そもそも人を殺すのが仕事の組織の中で「何が正義で、何がまともなのか」を考えるのは、一見無意味のように思えます。しかしそのような組織では、逆により強く「正義」というものを考えておかないと組織を維持できないのかもしれません。そして、その時「無意味」と考えるチーム構成員と「意味あり」と考える構成員の間では調整不可能な溝が生じるのです。
作品の詳細
作品名:ケイン号の叛乱 |
原作名:The Caine Mutiny |
監督:エドワード・ドミトリク |
脚本:スタンリー・ロバーツ |
公開:アメリカ 1954年6月24日、日本 1954年8月16日 |
上映時間:124分 |
制作国:アメリカ |
製作費:200万ドル |
興行収入:2100万ドル |
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