第一次大戦下のロンドンを舞台に、結婚を約束をして戦場へ赴いた青年将校とバレエ・ダンサーとの悲恋を描いたメロドラマの名作
ストーリー:1917年、第一次世界大戦下のロンドン。英国将校クローニン(ロバート・テイラー)は、空襲警報が鳴り響く中、ウォータールー橋でバレエの踊り子マイラ(ヴィヴィアン・リー)と出会った。ふたりは瞬く間に惹かれ合い、翌日には結婚の約束を交わす。しかし、クローニンに突然の出撃命令が下り、彼はマイラを残して急きょ戦地へ。後日、マイラは新聞で彼の戦死を知り、絶望のあまり気を失ってしまう—。それから1年以上が過ぎたある日、不意にマイラの前にクローニンが生きて帰ってくる。だが、再会の喜びとは裏腹に、彼女の内情はすでに変わっていた・・・。
出演:ヴィヴィアン・リー、ロバート・テイラー、ルシル・ワトソン、ヴァージニア・フィールド、マリア・オースペンスカヤ、C・オーブリー・スミス、ジャネット・ショー、ジャネット・ワルドー、ステフィ・デューナ
★★★★★ 絶対見た方が良いよ
なんとも切ないストーリー。深い愛情が胸を打つ素晴らしい作品です。
★★★★★ 美しくもはかない恋
前半は、スピーディーに進む恋と幸せそうな2人を見ていると、こちらまでハッピーな気分になります。2人が結婚式を挙げられなかったこと、マイラが公演をサボってロイを見送りにいったこと、ロイの戦死という誤報をマイラが目にしてしまったことから、2人の運命は大きく動いてしまいます。思いがけず帰ってきたロイに本当のことを打ち明けられずに、彼の元を去るマイラ。そんな彼女のことを想い続けるロイ。単純なストーリーなのに、こんなに切ない気持ちになるのは、やはり俳優陣(特にヴィヴィアン・リー)の魅力のおかげでしょうか?モノクロで、凝った仕掛けもありませんが、それが逆に新鮮でした。
★★★★☆ 胸にジーンとくる作品
ある女性の壮絶な人生を描いた作品。観終わった後に、ジーンと胸にくるものがあり、切なくなった。マイラ達が、結婚式をその日に挙げることが出来なかったことは、後から思えば、不幸の兆しだったと言えるのではないだろうか。二人が出会って間もない頃の、マイラも、バレエダンサーとしてイキイキしていた頃から、戦争から戻ってきたロイと再会するまで、微妙な女心が見事に表現されていて、共感も出来たし、胸に迫るものもあった。バックに流れる、「蛍の光」も何か、切ない。
作品の詳細
作品名:哀愁 |
原作名:Waterloo Bridge |
監督:マーヴィン・ルロイ |
脚本:S・N・バーマン、ハンス・ラモー、ジョージ・フローシェル |
公開:アメリカ 1940年5月17日、日本 1949年3月22日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ |
製作費:120万ドル |
興行収入:250万ドル |
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