戦争映画

バルジ大作戦

第二次世界大戦末期、ドイツ軍による奇襲作戦と迎え撃つ連合軍の攻防をオールスターキャストで描いた戦争アクション大作

ストーリー:戦況も押し迫った1944年12月、第二次大戦下のヨーロッパ戦線。破竹の勢いで快進撃を続ける連合軍の間では、早くも戦勝したかのような楽観的な雰囲気が漂っていた。だが、そんな状況の中、カイリー中佐(ヘンリー・フォンダ)だけはドイツ軍の反攻を真剣に警戒し、上官に進言するが聞き入れてもらえない。その頃、敗色濃厚と思われていたドイツ軍では、ヘスラー大佐(ロバート・ショウ)らが秘かに多数の戦車を結集して大奇襲作戦の準備を進めていた・・・。

出演:ヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、テリー・サバラス、チャールズ・ブロンソン、ダナ・アンドリュース、ロバート・ショウ、ヴェルナー・ペータース、タイ・ハーディン、ハンス・クリスチャン・ブレヒ、ピア・アンジェリ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 大戦末期、ドイツの本気と連合国の執念が激突した実在の作戦を描いた作品

ノルマンディー上陸を映画化した史上最大の作戦を監督したケン・アナキンの手による戦争映画だ。次第に連合国側に有利になる戦況を一変させるべく現実に計画実施されたドイツ機甲師団乾坤一擲の秘密作戦を描く。全編を通して機甲師団を率いるヘスラーの冷徹さが際立つとともにアメリカ諜報部カイリーの執念がまたすばらしい。戦闘シーンはもちろん作戦遂行上の知恵比べといった米独間の描写だけでなく、上官と部下といった双方の軍内部のドラマも丁寧に描かれている。そんな数々のドラマが我々の臨場感に変わっていく。惜しむらくは登場するドイツ戦車が見る人が見れば一目でタイガー戦車やパンツァー戦車ではないことが分かってしまうことだが、豪華な俳優陣を揃えつつ、いくつものサブストーリーが何重にも重なり合った分厚い構成が生み出す味わいはその欠点を補って余りある。とにかく成功と失敗、紙一重の両者ギリギリの戦いを描いて緩みがない作品。3時間近い大作にもかかわらず、結末まで時間を忘れてのめり込めること間違いない。戦争物というジャンルにこだわらなければ映画の醍醐味を味わうのにも最適の一編だ。

★★★★☆ 戦車戦映画の傑作

バルジ大作戦は、史実に娯楽的な要素を入れてアレンジされた、戦争映画の傑作である。よく練り上げられたストーリがすばらしい上に、実物の戦車を大量に使用した戦闘シーンは迫力満点であり、戦車ファンにとっては見逃せない映画の一つだと思う。特に米国映画と思えないほど強いドイツ軍とドイツ戦車を描いている点は、驚くほどである。これまで販売されたビデオはカットされたシーンがありせっかく買っても不満が残ったが、このDVDは完全版といえるのではないか。当時の軍事情報が豊富になった今日見直すと、戦車の迷彩色が事実と異なっているものの、軍装や小火器はよく時代考証がされており、全体としては好感が持てる映画である。

作品の詳細

作品名:バルジ大作戦
原作名:Battle of the Bulge
監督:ケン・アナキン
脚本:フィリップ・ヨーダン
公開:アメリカ 1965年12月16日、日本 1966年4月1日
上映時間:167分
制作国:アメリカ
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