巨匠フランシス・フォード・コッポラが巨額を投じて製作した、ヴェトナム戦争の狂気を壮大に描く超大作
ストーリー:1969年、ベトナム戦争後期のサイゴン。米陸軍のウィラード大尉(マーティン・シーン)は米軍上層部から、カンボジアでの特殊任務に赴いたまま、ジャングルの奥地で自らの王国を築き上げ、そこに君臨しているカーツ大佐を抹殺せよという指令を受ける。ウィラードは、シェフ(フレデリック・フォレスト)、ランス(サム・ボトムズ)、クリーン(ローレンス・フィッシュバーン)ら若い兵士4人を従え、河川哨戒艇に乗って奥地へ川を遡行する。その途中、彼らは戦場の狂気と愚行ぶりを端的に示したさまざまな出来事や人々と遭遇していく・・・。
出演:マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、ローレンス・フィッシュバーン、デニス・ホッパー、マーティン・シーン、フレデリック・フォレスト、サム・ボトムズ、アルバート・ホール、ハリソン・フォード、スコット・グレン
★★★★★ ベトナム戦争の混沌
全体として、無目的の蕩尽パーティーになってしまった戦争の狂気を扱っている。後半は好みが分かれると言われているけど、最前線での攻防戦とかカーツの王国の描写で表現されている、川を上るほど増していく狂気と閉塞感は見ごたえがあると思う。終盤は王殺しの神話的、人類学的なモチーフが出てきて、個人的にはすごい好きだけど、全体とマッチしているかと言われれば微妙なような気もする。一言で言い表せないような(悪く言えばまとまっていない?)カオティックな作品。
★★★★★ 戦争映画を超越した傑作映画。
脚本・演出・キャスト・映像・照明。すべてが恐るべきレベルに達している。あまたの戦争映画を凌駕しているだけではなく、映画として極めて優れた傑作である。完全版が好きで、何度見たことか。映画館で見れたことは人生の幸福であった。
★★★★☆ 超名作の評価に気後れなく
映画好きでなくても地獄の黙示録というタイトルの映画があることは聞いたことがあるという古典的超名作作品。映画紹介に難解、哲学的という言葉が用いられ、また、戦争映画ということから見る前から敬遠してしまっている方が多いのではないかという気がします。確かに作品中の有名シーン、「ワルキューレ行進曲」を流しながらヘリから機銃で集落を根こそぎ襲撃する場面などは嫌いな人から見れば嫌悪感を覚える場面かもしれませんが、決して殺戮をテーマにした映画ではなく、深く考えさせられるところの多い作品です。戦争映画だというだけで鑑賞リストから外している人はまずはレンタルから一度見て見られることをお勧めします。
作品の詳細
作品名:地獄の黙示録 |
原作名:Apocalypse Now |
監督:フランシス・フォード・コッポラ |
脚本:ジョン・ミリアス |
公開:アメリカ 1979年8月15日、日本 1980年2月16日 |
上映時間:153分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3100万ドル |
興行収入:1億ドル |
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