ドラマ

帰郷

ベトナム戦争を背景に一人の女性が人間として目覚め成長していく姿を描く感動の人間ドラマ

ストーリー:海兵隊大尉の夫・ボブ(ブルース・ダーン)をベトナムに送り、基地内の病院でボランティアをするサリー(ジェーン・フォンダ)。そこにはベトナムで下半身不随となったかつてのクラスメート、ルーク(ジョン・ヴォイト)が収容されていた。サリーの親身な看護にかたくななルークの気持ちも次第にほぐれ、いつしか二人は惹かれ合い、無意味な戦争について考え始めるのだった。やがて、夫・ボブが英雄となって帰ってきたが、やはり戦争の狂気に疲れ、傷ついていた彼にサリーとルークの関係が知られてしまう・・・。

出演:ジェーン・フォンダ、ジョン・ヴォイト、ブルース・ダーン、ロバート・キャラダイン、ペネロープ・ミルフォード、ロバート・ギンティ、チャールズ・サイファーズ、オリヴィア・コール、オリヴィア・コール、メアリー・ジャクソン、リタ・タガート

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ベトナム戦争

ハル・アシュビーがベトナム戦争を テーマに撮るとこんな映画になるという作品。登場人物はみんな心に深い傷を持つ人々で、 たいへん痛ましいのですが、彼らを見る監督の目はこの上なく 優しく共感に満ちています。ジェーン・フォンダ、ジョン・ヴォイトも 各々の役柄を誠実に演じていますが、とくに印象に残ったのはブルース・ダーンでとかく軽蔑されるような嫌な役柄が多かった 彼ですが、本作品では、兵士として、 夫として苦悩する姿を好演しています。

★★★★★ 反戦映画の傑作

戦争で戦うこととはどういうことか良く教えてくれる映画でした。負傷した兵士が病院でどのように過ごすのか、よく描写していた。私も首のケガで入院したことがあるので、映画の中の負傷兵の感覚に共感を覚えた。体が自由に動かせない、ベットから出れない、トイレにもいけない状態がどれほど苦しいか。それを知って、兵士は戦場に行っている人ばかりではないことに大きな問題もあると思う。勇敢なのはいいが、やられてから後悔ということにならないように十分に慎重になる必要があるというメッセージがこめられていた。とても、とても心に響く作品でした。イラクでは現在でも戦争が行われています。日本の自衛隊も戦地にいることを考えると、昔の作品ではありますが、現代の人にも多くのメッセージが含まれていると感じました。

作品の詳細

作品名:帰郷
原作名:Coming Home
監督:ハル・アシュビー
脚本:ウォルド・ソルト
公開:アメリカ 1978年2月15日、日本 1978年9月2日
上映時間:127分
制作国:アメリカ
製作費:300万ドル
興行収入:3200万ドル
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