史上名高いOK牧場の決闘をワイアット・アープ、ドク・ホリデイ、そしてクラントン一味のその後の運命という従来とは違った視点で描いた異色西部劇
ストーリー:1881年10月26日、アリゾナ州トゥームストーンにある“OK牧場”。この牧場に武装解除を求めて乗り込んだアープ兄弟、ドク・ホリデイとクラントン一味との間で銃撃戦が繰り広げられ、クラントン一味の3人が死亡する。やがて行われた裁判でアープ兄弟らは無罪となったが、クラントン一味の報復に遭ってしまう。ワイアットの兄ヴァージルが重傷を負い、弟のモーガンが死亡。ワイアットは悲嘆にくれながらも、弟を殺した犯人の捜索隊を結成する。法に従いながら、冷徹にクラントン一味を追い詰めていくワイアットだったが・・・。
出演:ジェームズ・ガーナー、ジェイソン・ロバーズ、ロバート・ライアン、アルバート・サルミ、チャールズ・エイドマン、スティーブ・イーナット、マイケル・トーラン、ウィリアム・ウィンダム、ラリー・ゲイツ、ビル・フレッチャー、ジョン・ヴォイト
★★★★★ 知る人ぞ知る名作。
バート・ランカスターとカーク・ダグラスの前作も名作だし良かったけれど、講談活劇調の面白さだった。本作は復習の鬼と化したワイアット・アープに焦点を当てており、一層人間味あるアープ像が描かれている。しかし、なんと言っても素晴らしいのはジェイソン・ロバーズ演じるところのドク・ホリディだ。これまでいろいろな役者が演じてきたが、彼ほど渋く演じられたドクを知らない。どちらかというと今までは酒と博打に身を投じたしたインテリやくざ、ニヒルな伊達男のイメージが強かった様に思われる。ところがロバーツ演じるドクはしゃぼくれた小男で肺病病み。友情には厚いが決して颯爽していない。それだけにアープへ送るまなざしは、復習の愚かしさを訴えつつも友の気持ちを理解する優しさに満ちている。西部劇の名作は数あれど、ぜひこの作品の魅力も訴えたい。
作品の詳細
作品名:墓石と決闘 |
原作名:Hour of the Gun |
監督:ジョン・スタージェス |
脚本:エドワード・アンハルト |
公開:アメリカ 1967年11月1日、日本 1967年10月10日 |
上映時間:102分 |
制作国:アメリカ |
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