『映画』秘境 | Nothing But Movies

秘境

バリー・ストームの小説を映画化、アリゾナを舞台に展開する異色の西部劇

ストーリー：“迷信の山”と呼ばれるアリゾナ州の秘境に眠る、2,000万ドル相当の金。そのありかを知るスペイン人の後をつけ、まんまと財宝を横取りしたジェイコブ(グレン・フォード)は大金持ちとなる。彼の噂は瞬く間に町中に広がり、欲に目が眩んだ人々が次々に取り入ってきた。夫との生活に嫌気がさしていたジュリア(アイダ・ルピノ)もまた、金坑のありかを探ろうとジェイコブに近づくのだが・・・。

出演：グレン・フォード、アイダ・ルピノ、ギグ・ヤング、ジェイ・シルヴァーヒールズ、エディ・ウォーラー、ポール・フォード、ウィリアム・プリンス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　隠れた傑作

１９４９年の古いモノクロ映画です。ジャンルも純然たる西部劇ではありません。そのためか、非常によくできた作品だと思うのですが、映画雑誌等であまり取り上げた文章を目にしません。現代（？）の語り手が、祖父（グレン・フォード）の金鉱をめぐる若い頃を調査し映画の主ストーリであるドラマが展開します。もちろん現代にもちょっとしたミステリーの要素が入っていて、ラストへ面白く続いていきます。ネタばれにならないように魅力を語るのは難しいのですが、重くなりがちなテーマをテンポよく魅せてくれる小粒の傑作だと思います。

★★★★☆　金塊の眠る鉱山を求めて！

1949年公開白黒映画、上映時間は1時間30分、主演は甘いベビーフェイスな2枚目俳優のグレン・フォード、公開時33歳、共演は女優のアイダ・ルピノ、グレン・フォードは低予算映画を多く制作をしたパラマウント社専属の俳優であった為に売れる以前から実に多くのB級西部劇映画に出演をしていました、金塊の眠る鉱山を巡る荒くれ者同士の争いの物語、脚本がしっかりとしておりオリジナル性があり、興味深い作品に仕上がっていました。