第二次世界大戦下のワルシャワで起きた殺人事件の顛末を、ヒトラー暗殺計画に絡めながら描いたサスペンス!
ストーリー:1942年、冬のワルシャワ。あるアパートの一室で女性の死体が発見される。トイレにいた目撃者は、ドイツ将校の軍服を見たと証言。ナチ警察の取り調べの結果、捜査線上に容疑者として3人のドイツ人将校、ワルシャワ軍団のガプラー(チャールズ・グレイ)、司令部主任カーレンベルゲ(ドナルド・プレザンス)、特別師団長タンツ(ピーター・オトゥール)らが浮かび上がってくる。捜査を担当するグラウ少佐(オマー・シャリフ)は、その中のある人物に目をつけるが・・・。
出演:ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、トム・コートネイ、フィリップ・ノワレ、チャールズ・グレイ、クリストファー・プラマー、ジョアンナ・ペティット、ジュリエット・グレコ、ドナルド・プレザンス、コーラル・ブラウン、ニコール・クールセル
★★★★★ 戦場の異常心理を描いた最高傑作!!
第二次世界大戦のナチスドイツの将軍たちを中心に描いた作品です。冒頭からポーランド侵攻後の地で殺人事件・・・謎めいているサスペンス風のストーリー展開かと思いきや・・・割にすぐ、誰が犯人か分かってきます。サスペンスとして観るより戦場の異常心理として観た方がこの映画の良さは分かります。国家が人を殺すのは戦争。大義は成り立つ。しかし・・・個人が人を殺すのはただの殺人であり犯罪である。グラウ少佐→中佐のある意味粘着なまでの正義感。タンツ将軍の美術館で「ゴッホの自画像」を見て卒倒しそうになるシーンは何を物語ってるのか?火炎放射器の「炎」。戦車での建物の破壊シーンなど・・・「炎」の画家・・と称され狂気となった人間と掛け合わせているのか?などとてもとても、謎解きサスペンスとしてはもう一つですが戦争による人間のパーソナリティーへの影響・・などの観点から観ていくと非常に興味深い作品となっております。
作品の詳細
作品名:将軍たちの夜 |
原作名:The Night of the Generals |
監督:アナトール・リトヴァク |
脚本:ジョゼフ・ケッセル |
公開:イギリス 1967年1月29日、日本 1967年5月27日 |
上映時間:149分 |
制作国:アメリカ、イギリス、フランス |
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