仏の鬼才、ギャスパー・ノエが、驚愕の映像美で魅せるトリップ・ムービー
ストーリー:ネオンあふれるTOKYOの歓楽街。あてもなく日本にやって来たオスカー(ナサニエル・ブラウン)は、この街でドラッグのディーラーをしながら、自らもドラッグに溺れる日々。最愛の妹リンダ(パス・デ・ラ・ウエルタ)も日本に呼び寄せ、小さな部屋に2人で暮らしていた。そんなある日、警察の手入れに遭い、混乱の中で胸を撃たれ、あっけなく死んでしまう。肉体を離れ、魂となって浮遊し始めたオスカーだったが・・・。
出演:ナサニエル・ブラウン、パス・デ・ラ・ウエルタ、シリル・ロイ、オリー・アレクサンデル、サラ・ストックブリッジ、エド・スピアー、エミリー・アリン・リンド、丹野雅仁
★★★★★ 全然、褒めていませんが、凄い映画です
ギャスパー・ノエの中では一番見やすい作品。(これでも)ギャスパー・ノエ、顔も怖いが、作品も超過激でセンセーショナル。主観撮影は昨今随分と乱用されているようですが、死後体験(死ぬ前から)を主観撮影で描いた映画はこれだけでしょう。新宿を空から俯瞰するシーンはどうやって撮ったのでしょう。とにかく見たくもない数々のシーンを挑発的に見させられるのも、自分が既に主観としてシーンを見てしまっているからでしょう。兄妹の近親愛も感じさせつつ、ひたすらタブーに挑み、ショッキングなシーンを見せられるのは、すでに嫌がらせのレベルです。全然、褒めていませんが、凄い映画です。
作品の詳細
作品名:エンター・ザ・ボイド |
原作名:Enter the Void |
監督:ギャスパー・ノエ |
脚本:ギャスパー・ノエ |
公開:フランス 2010年5月5日、日本 2010年5月15日 |
上映時間:163分 |
制作国:フランス、ドイツ、イタリア |
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