イギリス史上、最も意外なスパイ事件として世間を驚かせた実話をもとに書かれた話題の小説を映画化した衝撃作！
ストーリー：夫に先立たれ、イギリスの郊外でひとり穏やかに暮らしていた80代の老女ジョーン(ジュディ・デンチ)は、2000年、自宅を訪れたイギリス保安局MI5の職員たちによって突如逮捕される。容疑は、半世紀以上も前、核開発に関する重要機密を旧ソ連のKGBに流していたというもの。先ごろ亡くなった外務事務次官が残した資料の中から、その意外な事実を明かす証拠が見つかったのだった。MI5の取り調べに対し、ジョーンは容疑を否定するのだが・・・。
出演：ジュディ・デンチ、ソフィー・クックソン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、トム・ヒューズ、ベン・マイルズ、サイモン・ルダーズ、ロビン・ソーンズ、テレーザ・スルボーヴァ、ニーナ・ソサーニャ
★★★★★ 事実は小説より奇なり
面白い、深い。何度も見れる。史実に基づいてる点、学ぶことが多い。
★★★★☆ 史実に基づいているとはいえ、映画はフィクションである
この映画では、ジョーンの動機は、「アメリカが日本に原子爆弾を投下したこと」となっている。科学者たちは、純粋に科学の進歩のため、世界の未来のために原子爆弾の研究をしたのであろうが、「使うかどうかは政治の話で、政治家が決めること」という理論はあまりにも無責任である。実際、何人かの物理学者は、原子爆弾を開発したことを後悔している。「東西のバランスを取るため」「東西のバランスが取れれば世界戦争は起こらない」というジョーンの理屈は、あくまでもあの時代の人の意見であり、考えであり、映画の中でのことであることを忘れてはいけないと思う。
作品の詳細
| 作品名：ジョーンの秘密 |
| 原作名：Red Joan |
| 監督：トレヴァー・ナン |
| 脚本：リンジー・シャペーロ |
| 公開：イギリス 2019年4月19日、日本 2020年8月7日 |
| 上映時間：101分 |
| 制作国：イギリス |
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