成り上がりの若き銀行頭取 VS 非情な米ヘッジファンド
ストーリー:フランスの大手金融機関フェニックス銀行の頭取がガンに倒れる。頭取が自身の後任に指名したのは、個人秘書として彼に忠実に仕えてきたマルク(ガド・エルマレ)だった。マルクを操ることで実権を握り続けようと考える頭取と、頭取が死ぬまでのお飾りには調度いいと考える重役たちの思惑の元、若く実務経験のないマルクが新頭取に抜擢される。マルクが自分を見くびる重役たちを出し抜き、頭取の座を永久に自分のものにしようと考えていた矢先、筆頭株主であるアメリカのヘッジファンド・オーナー、ディトマー(ガブリエル・バーン)から圧力がかかる。ディトマーの指示のもと、マルクは行内の改善という名目の大規模リストラに踏み切ることに。さらにディトマーは、ある日本の銀行の買収をマルクに迫るが、それはマルクに仕掛けられた罠だった・・・。
出演:ガド・エルマレ、ガブリエル・バーン、ナターシャ・レニエ、セリーヌ・サレット、リヤ・ケベデ、イポリット・ジラルド、ダニエル・メスギッシュ、マリー=クリスティーヌ・アダム
★★★★☆ 貧乏人から搾り取り、金持ちを儲けさせる。
資本主義のやり手とは、この物語の主人公みたいですね。ある自動車会社の会長みたいだ。まずは、徹底したコストカットとリストラ。そのリストラすることで、自分の給料に反映させようとする。まさに、お金の亡者。銀行の株主から、指示を受ける頭取。そして、インサイダー的な指示さえもされる。モデルの女に平気で大金を与える、やりたいだけだった。それをうまく乗り越えて、再度 頭取に選ばれる。就任演説で、「貧乏人から搾り取り、金持ちを儲けさせる」と演説する。絶大な拍手を受ける。こんな子供みたいでいいのかね。という。フランス映画の 皮肉がいいな。
作品の詳細
作品名:ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男 |
原作名:Capital |
監督:コスタ=ガヴラス |
脚本:ジャン=クロード・グルンベルク |
公開:フランス 2012年11月14日 |
上映時間:114分 |
制作国:フランス |
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