アイルランドの作家オスカー・ワイルドの知られざる晩年を描く人間ドラマ。彼を襲う様々な悲劇を描く。
ストーリー:イギリスで劇作家として成功したオスカー・ワイルド(ルパート・エヴェレット)は、1895年、恋人ボジー(コリン・モーガン)の父親の告発をきっかけに同性愛行為で有罪となり、仕事も名誉も家族も失ってしまう。2年の懲役の後、ワイルドは彼を敬愛する青年ロビー(エドウィン・トーマス)らの尽力によってフランスへ渡り、“セバスチャン・メルモス”という偽名で心機一転、出直しを図る。ボジーとは2度と会わないと誓い、妻との和解を望むワイルドだったが、訪ねてきたボジーと離れられなかった・・・。
出演:ルパート・エヴェレット、コリン・ファース、エミリー・ワトソン、コリン・モーガン、エドウィン・トーマス、トム・ウィルキンソン、アンナ・チャンセラー、ベアトリス・ダル、ジュリアン・ワダム、ジョン・スタンディング
★★★★★ 晩年のオスカー
オスカー・ワイルドというと、絶頂期の官能的な快楽を思うままに貪っていたイメージだったけど。この映画では晩年の太って惨めな暮らしぶりのオスカーをしっかり描いていて面白かった。オスカーがオスカーであったので、それは他の人よりずっと苦しい世界のようにも見えたし、彼だからやり過ごせたようにも見えた。彼のチャームが失われていないのが、この映画の素晴らしいところだと思った。
作品の詳細
作品名:さすらいの人 オスカー・ワイルド |
原作名:The Happy Prince |
監督:ルパート・エヴェレット |
脚本:ルパート・エヴェレット |
公開:イタリア 2018年4月12日 |
上映時間:105分 |
制作国:イギリス、ドイツ、イタリア、ベルギー |
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