ドラマ

デッドマン・ウォーキング

彼女の「透明な愛」は、彼の「凶暴な魂」を救済した・・・

ストーリー:カトリックのシスター、ヘレン・プレイジョーン(スーザン・サランドン)は、ある死刑囚から文通相手になってほしいと依頼される。囚人の名はマシュー・ボンスレット(ショーン・ペン)。10代のカップルを惨殺した容疑で死刑を求刑されていた。ヘレンは文通を始め、面会を重ねるうちに、死に怯えて反抗しながらもなお無実を主張する男に心を突き動かされるようになる。事件の遺族や刑務官たちとの出会いは、ヘレンの当惑をさらに深めた。彼女は自問する。目の前のこの男が本当に殺人を犯したのだろうか。そして、死刑という暴力を繰り返すことで何を得られるのか、と。それは自らの信仰の試練でもあった・・・。

出演:スーザン・サランドン、ショーン・ペン、ロバート・プロスキー、レイモンド・J・バリー、R・リー・アーメイ、スコット・ウィルソン、セリア・ウェストン、ロイス・スミス、ロバータ・マクスウェル、ジャック・ブラック、マーゴ・マーティンデイル、ピーター・サースガード

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 映画館で観て。

公開当時、劇場で観覧。この映画を観て、ショーン・ペンの虜になりました。また、犯罪者の心理や環境、司法の判断など、心揺さぶられます。いつ観ても、いい作品です。

★★★★★ ずっと心に残る映画

決して押し付けでなく、被害者と加害者の立場(周りを取り巻く家族)に立って、淡々と描きながら私達に疑問を投げかけている映画です。監督であるティム・ロビンスの姿勢が伝わってくる秀作です。もちろん、ショーン・ペンとスーザン・サランドンの演技はすばらしい。初めて見てからもう何年もたちますが、いまだに、ニュースなどで様々な痛ましい事件を目にするたびに、この映画を思い出します。

★★★★☆ 非常に考えさせられる作品

死刑制度は事あるごとに日本でも賛否両論でますが、この映画はその死刑制度に真っ向からチャレンジしている作品です。ショーン・ペンは殺人容疑で捕まって死刑を宣告されているんですが、その死刑囚の話を聞き,死刑台にのぼるときまでそばにいて話を聞いて懺悔の機会を与える修道女の役をスーザン・サランドンが演じています。ショーン・ペンは殺人を認めておらず、サランドンはその彼の主張に耳を傾け被害者の家族の気持ちを聞いて回るうちに、どちらが本当のことを主張し,どちらの気持ちを肯定すればいいのか悩んでいく立場にあります。観客もサランドンの立場に立って映画を観ることになり、被害者の無残な殺され方,遺族の気持ち,死刑囚が主張する言葉に死刑制度とは何かということを深く考えざるを得なくなります。一度観ても良い映画ではないでしょうか。

★★★☆☆ 内面の描写はよく描かれていたが・・・。

死刑囚の内面の移り変わりが、後半にはよく描かれていて、感情を移入してしまう。そして、観ている最中はシスターと同じ気持ちになって、ふと死刑の延期や中止を願ってしまう・・・。ただ、被害者側の視点で作品を作ったなら、やはり死刑は絶対に必要といえる。観る側に必要なのは、この死刑囚やシスターの側の立場や憐れみに埋没するだけではない、精神の持ち方と、そして想像力なのだと思った。

作品の詳細

作品名:デッドマン・ウォーキング
原作名:Dead Man Walking
監督:ティム・ロビンス
脚本:ティム・ロビンス
公開:アメリカ 1995年12月29日、日本 1996年8月3日
上映時間:122分
制作国:アメリカ
製作費:1100万ドル
興行収入:8300万ドル
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