ニューヨークのチャイナタウンを舞台に、勢力拡大を目論むチャイニーズ・マフィアの若きドンとその組織壊滅を目指す熱血刑事の死闘を描いた犯罪アクション
ストーリー:ニューヨークのチャイナタウンを牛耳る中国系マフィアのボスが何者かに暗殺された。裏で糸を引いていたのはボスの娘婿ジョーイ・タイ(ジョン・ローン)で、やがて彼は古い慣習に囚われた長老たちを一掃しボスの座にのし上がっていく。一方、腕利きの刑事スタンレー(ミッキー・ローク)は、そんな抗争の絶えないチャイナタウンに送り込まれた。彼は組織そのものを壊滅すべく大胆不敵なやり方でジョーイの前に立ちはだかり、両者の反目は次第にエスカレートしていく。そんなある日、スタンレーの妻コニーがジョーイの手下に刺殺される悲劇が発生、スタンレーの怒りは私情へと変わり燃え上がる・・・。
出演:ミッキー・ローク、ジョン・ローン、ユキオ・ヤマト、アリアーヌ・コイズミ、レナード・テルモ、レイ・バリー、キャロライン・カヴァ、エディ・ジョーンズ、ジョーイ・チン、ヴィクター・ウォン、デニス・ダン
★★★★★ この映画ならではの魅力のある映画です♪
個人的にはマイケル・チミノ監督の映画なら『ディア・ハンター』よりもこの『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』です。最初に観た時から大好きでした。特にラストシーンは何とも言えない気分になります。主人公のスタン・ホワイト(ミッキー・ローク)、かなり無茶な性格で、やればやるほど犠牲も出るわ、憑かれたように引っ掻き回しただけじゃないかと思うんですけど、なぜかその無闇な頑張りが嫌いになれません。対するジョーイ・タイ(ジョン・ローン)も理性的な悪役でカッコイイです。「警察VS犯罪組織」モノの中でもかなりの傑作ではないでしょうか。撃ち合いの場面のこだわりのリアリティもたまりません。
★★★★☆ ジョン・ローンの悪役ぶりが最高
正直、ミッキー・ロークより、ジョン・ローンの方が光って見えました。とにかく悪役がえらくお似合い。『ラスト・エンペラー』の印象を強く持って見ましたが、別人と思ってしまう程に憎たらしくなってしまいます。それに反して、ミッキー・ロークの刑事役はありきたりというか、印象が薄くなってしまいました。ストーリー的には普通に面白いという程度なのですが、ジョン・ローンがかなり良かったので、星4つです。
作品の詳細
作品名:イヤー・オブ・ザ・ドラゴン |
原作名:Year of the Dragon |
監督:マイケル・チミノ |
脚本:オリバー・ストーン、マイケル・チミノ |
公開:アメリカ 1985年8月16日、日本 1986年2月8日 |
上映時間:134分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2200万ドル |
興行収入:3000万ドル |
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