それは神からの罰なのか・・・エイズによって露になる人間の弱さと強さ
ストーリー:1981年7月3日、41人の同性愛者から新種の癌が発見されたと新聞が報じた。ドラッグとセックスに溺れるゲイに対する警告であるとの見方もされたが、確かな治療方法は発見されず、エイズは次第に蔓延していった。ウィリー(キャンベル・スコット)の友人たちも次々にエイズを発症、なす術もなく死を看取っていくしかなったがデイビッド(ブルース・デイヴィソン)は、献身的にショーンの看護を続けるのだった・・・。
出演:キャンベル・スコット、ブルース・デイヴィソン、ダーモット・マローニー、メアリー=ルイーズ・パーカー、パトリック・キャシディ、マーク・ラモス、スティーヴン・キャフリー、トニー・シャルーブ
★★★★★ 仲間を信じる勇気
この映画には様々なカップルが出てくる。みなゲイだ。そして、何人かは不幸にもエイズに感染してしまい、死んでいく。なかにはエイズ恐怖症になり、仲間の見舞いに行った後で体を消毒してしまう、といった登場人物も出てくる。それでも、エイズと戦い愛するパートナーを最後まで見守り、優しく介護するブルース・デーヴィソンの存在は秀逸で、人を愛するとは、仲間を信じるとはどういうことなのか、をしみじみ考えさせられた。見終わったあと、私にも本当のロングタイム・コンパニオンが現れるのだろうか、と思ってしまった。
作品の詳細
作品名:ロングタイム・コンパニオン |
原作名:Longtime Companion |
監督:ノーマン・ルネ |
脚本:クレイグ・ルーカス |
公開:アメリカ 1990年5月11日、日本 1992年6月13日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
製作費:300万ドル |
興行収入:460万ドル |
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