ドラマ

ハングリー・ハーツ

運命の出会い。結婚。出産。幸せなはずなのに、壊れてゆく心―それは愛か狂気か?

ストーリー:ニューヨークで運命的に出会い、恋に落ちたジュード(アダム・ドライヴァー)とミナ(アルバ・ロルヴァケル)。やがて結婚し、2人の間には可愛い男の子が産まれる。それは幸せな人生の輝かしい始まりのはずだった。しかし息子の誕生後、独自の育て方にこだわり神経質になってゆくミナは、 息子が口にするもの、触れるものに対して次第に敵意と恐怖心を露わにし始める。やがてその攻撃の矛先は、医者や友人そしてジュードの母親、更にはジュード本人にまで向けられてゆくが、彼はそんな妻の異常とも取れる頑なな愛情を、何とか理解し、支えようとする。しかしその結果、息子の体が徐々に変調をきたし始めたことで、ジュードは遂にある決断を迫られる。果たして、その答えの先に、彼らを待ち受けるものとは・・・。

出演:アダム・ドライヴァー、アルバ・ロルヴァケル、ロバータ・マクスウェル、ジェイク・ウェバー、ナタリー・ゴールド、ヴィクター・ウィリアムズ、ヴィクトリア・カルタヘナ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 誰もミナの気持ちがわからない

何かに依存してしまうひとは、心にどうしょうもない孤独を抱えていると聞いたことがあります。ミナは小さい時に母を亡くして母親像を知らずに育ち、望まぬ妊娠で結婚することになってしまいます。その時に見た「撃たれた鹿」はミナ自身だったのかもしれません。彼女が盲信した自然育児の歪さばかり目立つ内容になっていますが、ミナが一番理解して欲しかったのは育児方針ではなく彼女自身の気持ちや孤独だったのではないかと思います。「愛してる」という言葉はあっても夫は彼女の本当の理解者ではなく、この映画をみている観客も彼女の本当の気持ちがわからないままの結末になっています。誰にも理解されない孤独感、これこそが「ハングリーハーツ(飢えた心)」なのではないでしょうか。

★★★★☆ 皆が子を想っていて

信じて疑わないことの恐ろしさ 親という主導権のもと密室で起こる問題の恐ろしさ。一方で、映画のテーマが母親の鬱と片付けないでほしいと思います。人の数だけ方法はあり絶対の正解もありません 妊娠から育児の大変さにも目を向けてほしいです。

作品の詳細

作品名:ハングリー・ハーツ
原作名:Hungry Hearts
監督:サヴェリオ・コスタンツォ
脚本:サヴェリオ・コスタンツォ
公開:イタリア 2015年1月15日
上映時間:109分
制作国:イタリア
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