世界の映画賞総ナメ!!訴訟件数も史上最大!?の大迷惑コメディ!
ストーリー:アメリカ文化をリポートする番組制作のため、カザフスタンよりNYへやってきた突撃レポーター:ボラット(サシャ・バロン・コーエン)。ある日、TVドラマ「ベイウォッチ」の再放送で目にしたアメリカの聖女パメラ・アンダーソンに一目ぼれ。彼女を妻にしようと、いざ彼女の住むLAへ! ボラットあるところに事件あり。文化慣習の違いによるドタバタ珍道中の果てに、ボラットはパメラに出会うことができるのだろうか・・・。
出演:サシャ・バロン・コーエン、ケン・デイヴィシャン、ルネル – ルエネル、パメラ・アンダーソン
★★★★★ 笑った者勝ち?
祖国カザフスタンのためにアメリカ文化を取材するという目的でNYに渡ったにもかかわらず、ホテルのテレビの再放送で見たパメラに一目惚れしたがために反対岸のLAに向かい、あらゆる大切なものを失う、というのが本筋。というところなのでしょうか。。。いや、多分、本筋なんて如何でもよくて、行く先々で起こすハプニングが本当にしょうもなくて笑えます。失笑も多々ですが。特典映像を見ても思うのですが、映画の宣伝でインタビューする男性アナウンサーにも、赤毛の体毛が欲しいと交渉してみたり、本当にコーエンさんはどこまでおバカなコメディアンなんだろうか。。。この映画は、どこまでがリアルなインタビューとかイベントなのか、それとも演技・演出なのか、思わず気になってしまいます。でも、そんなことは一切気にせず笑うのがこの映画を見る際の流儀なのでしょう。笑った者勝ちというような。ホント、どこまでもおバカです。
★★★★☆ ただのコメディではない
反カザフスタン映画に見えるが反米映画。例えばこんなシーンがある。ボラットがロデオの大会の大勢の観客の前で、私はテロの戦いを支持しますと言う。(テロとの戦いではない)熱狂に包まれる会場。次に、彼の国の人間を皆殺しにしろ!今後1000年草木一本生えない砂漠にしてやれ!というと会場は微妙な空気に包まれる。アメリカ人の中途半端な正義を絶妙に投影している。また全編通じてボラットと関わるアメリカ人はボラットを心の奥底で見下している。カザフスタン人を文明を知らない未開人とはなから決め付けている。ただのコメディとしてみれば正直低レベルだが少し見方を変えればアメリカという国の問題が見えてくる。
作品の詳細
作品名:ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 |
原作名:Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan |
監督:ラリー・チャールズ |
脚本:サシャ・バロン・コーエン、ピーター・ベイナム |
公開:アメリカ 2006年11月3日、日本 2007年5月26日 |
上映時間:84分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:1800万ドル |
興行収入:2億6200万ドル |
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