ドラマ

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

人生は、美しい色であふれている

ストーリー:カナダの小さな港町で叔母と暮らすモード(サリー・ホーキンス)は、絵を描くことと自由を愛していた。ある日モードは、魚の行商を営むエベレット(イーサン・ホーク)が家政婦募集中と知り、自立のため、住み込みの家政婦になろうと決意する。幼い頃から重いリウマチを患い厄介者扱いされてきたモードと、孤児院育ちで学もなく、生きるのに精一杯のエベレット。はみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだったが、徐々に2人は心を通わせ、やがて結婚。一方、モードの絵を一目見て才能を見抜いたエベレットの顧客サンドラは、彼女に絵の創作を依頼。モードは期待に応えようと、夢中で筆を動かし始める。そんな彼女を不器用に応援するエベレット。いつしかモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が来て・・・。

出演:サリー・ホーキンス、イーサン・ホーク、カリ・マチェット、ガブリエル・ローズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 絵が可愛い

主人公の純粋さと惨めさと可愛らしさと壊れそうなのにすごく強いところに惹かれます。あと、絵がすごく素敵です。

★★★★★ 静かな愛の物語。

若年性関節リウマチを患い、両親の死後叔母の家に引き取られたモード。実の兄にも叔母にも疎まれる彼女は、自立のために家を飛び出し、家政婦を募集していた貧しい魚売りのエベレットに出合います。病を抱え、悲しい過去の記憶とともに生きるモード。朴訥で何かにつけ冷たくモードに暴言を放つエベレット。しかし、孤独な2人はやがて不自由で貧しいながらも、モードが描く絵と共に強い絆で結ばれていきます。カナダの美しい自然と風の音、そして音楽。モードが描く素朴で美しい自然や愛らしい動物たちの絵はとても愛おしかったです。監督がモードの住んでいた家にこだわり、実物と同じ家を実際に屋外に作り、作品の複製にも苦労したという話を目にし、部屋に差し込む光や風、息づかいや感じる温度が本物であったことに感動しました。薄暗がりの部屋にひと筋の光が差し込むような、切なくも穏やかな愛の物語でした。

★★★★☆ 自分らしく

世間の常識で言えば、不遇な、社会に適応できなかったモードだけど、モードも社会を必要としなかった。最初は馴染もうとしたが、疎まれ軽んじられ、必要とされていないことがわかってしまう。そのままではきっと苦しかったと思うけど、社会なんていう広い世界ではなく、エヴェレットに必要とされることで自分の居場所を見つけていく。住まいも人間関係も狭かったけど、きっと幸せだったんだろうと思う。自己実現のスタイルは他人の真似をすることでも、誰かが作った価値観の中で生きる事でもない。吹っ切れるまでは苦しいかもしれないけど、自分らしく生きるってのは素敵なことですね。人生の意義は自分で作り、自分の価値は自分で認めればよいとはわかっていても、なかなか難しい。自分らしさとか、どう生きるべき、みたいなことに悩んでいる人にお勧めです。

作品の詳細

作品名:しあわせの絵の具 / 愛を描く人 モード・ルイス
原作名:Maudie
監督:アシュリング・ウォルシュ
脚本:シェリー・ホワイト
公開:カナダ 2017年4月14日
上映時間:116分
制作国:カナダ、アイルランド
製作費:560万ドル
興行収入:970万ドル
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