『アラジン』『リトル・マーメイド』の監督コンビが放ったスペース・アドベンチャー
ストーリー:15歳の少年ジムは惑星モントレッサで母と2人暮らし。彼の父は、ジムがまだ幼い頃に家族を捨てて宇宙へと旅立ってしまった。ジムはその影響からか、トラブルばかり起こして母を困らせている。そんなある日、彼の家の近くに宇宙船が不時着。ジムは船内にいた瀕死の男を救出する。この時、男からある箱を渡されたジムは、男を追ってきた海賊の追跡を逃れ、宇宙物理学者ドップラー博士のもとへ辿り着く。そしてその箱を調べてみると、莫大な財宝が眠るという伝説の“トレジャー・プラネット”への地図が入っていた・・・。
★★★★★ 大興奮!
思っていた以上に、非常に素晴らしい作品でした。まず映像の見事さに惚れ、見せ場や盛り上がりも巧みに配され無駄なくまとまっているお話にも、大いに感動しました。 舞台を地球ではなく宇宙にしたことは大正解だったと思います。そのお陰でユニークなキャラクターの宇宙人をさまざま描くことが出来たし、疾風感溢れる、とてもスケールの大きいお話に仕上げることが出来ました。 CGと絵画的な手法の画像を巧みに組み合わせた映像は、目を見張るものがありました。主人公の乗った船が出航して間もなく遭遇した宇宙クジラの見事な迫力には、思わず「うわぁ!」と声を上げてしまいました。それに、物語の鍵となっている宝の在りかを示す“地図”、パノラマに展開されるその宇宙図の美しいこと!脚本も冗長な所は無く、伝えたい事が余す所なく詰まっていて、とても良く練られていると感じました。父を失って若干ひねくれ気味だった主人公の寂しさ、少年らしい冒険への憧れ、そして数々の経験を通して成長してゆく様。また敵側のキャラクターや周りを取り巻く人物一人ひとりが見事に存在感を発揮して、とても魅力的でした。全体として壮大に、そして丁寧に作り込まれた作品だと思います。この作品がなぜもっと注目を集めないのか不思議でなりません。ディズニーの隠れた傑作の一つではないでしょうか。私にとって何度も観たい、お気に入りの映画となりました。
★★★★☆ ディズニーは映像の見せ方が巧い
名作『宝島』を基にしたSFアドベンチャー。他の作品より大人向けだと思われる。完成度の高い迫力あるアニメーションは、冒頭の船のシーンからワクワクさせてくれる。登場キャラクターが個性的で魅力があり、夢のある作品だけで終わらない内容☆ディズニーは人間のリアルな悩み・感情を、ファンタジーに組み込むのが巧いですね。現代に生きている悩み多き私たちに、主人公の少年は”希望”を与えてくれます。夢を見たい人は是非この映画を。
作品の詳細
作品名:トレジャー・プラネット |
原作名:Treasure Planet |
監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー |
脚本:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー |
公開:アメリカ 2002年11月27日、日本 2003年7月12日 |
上映時間:95分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1億4000万ドル |
興行収入:1億1000万ドル |
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