アクション

囚われた国家

マッチをすり、戦争を起こせ。抵抗する限りチャンスはある

ストーリー:地球外生命体による侵略から9年後の2027年、シカゴ。制圧されたアメリカ政府は「統治者」の傀儡と化していた。貧富の差はかつてないほど拡大し、街は荒廃。そして市民は、この圧政に対して従属する者と反抗する者に分かれた。自由を取り戻すために秘かに結成されたレジスタンス・グループは、市内スタジアムで開催される統治者による団結集会への爆弾テロを計画するが・・・。

出演:ジョン・グッドマン、ヴェラ・ファーミガ、アシュトン・サンダース、ジョナサン・メジャース、アラン・ラック、ケヴィン・ダン、デヴィッド・J・ハイト、マシン・ガン・ケリー、マデリーン・ブルーワー、ケイトリン・エウォルド、キキ・レイン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ エイリアン侵略モノ映画史上最高

骨太のエイリアン映画に出会った。これまでのどれとも似てないストーリー。追求しているのはリアリティ。テーマは人間の誇り。不屈の精神と、折れて従属する萎えた人たちと。観ながら、エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』を思い出していた。自分が観たここ数年の映画の中で最も感銘を受けた。よく地球外から来訪できるほどの技術力を持った敵が、ミサイルやレーザーのような射出兵器を使うか?!という話は以前からある。自分も子供ながら、「高度な技術力を持ってる割には、武器は地球のとあんまり変わらんな」と思ったものだ。今回はそういう宇宙人とのドンパチなど、エイリアンとの戦いにありがちな見栄え重視のシーンは無く、とことん侵略された状況下でのリアルな闘いに徹している。全地球対エイリアン、としなかったのも良い。通信網絶たれ分断されているのだ、局地戦になる。手渡しのメモや伝書鳩を使っての情報伝達シーンを見てイラクやアフガンでの戦争を思い出した人もいるだろう。エイリアン・デザインの想像力も素晴らしい。宙をマグロのように飛び回り、飛んできて吸盤のように吸い付き、ハニカム構造のように重なっていく(言葉で聞いてもわからないだろうが)のは眼を瞠るシーン。しびれた。テロ事件の報告をするシーンも何気に良い。知的生命体同士が支配する/される関係になると、こういう風になるんだろうな、と思わせる。やはり素晴らしいのはオリジナリティと、リアリティを重視した完成度の高い脚本。エイリアン映画の歴史に確実に名を残すだろう一本。ぜひお薦めしたい。

★★★★☆ ポリコレありきと思いきや

久しぶりに没頭できました。ハンターの描写が今ひとつで星4つ。派手なドンパチやヒーローが大活躍する訳でもなく物語は淡々と進みます。全体的に全くイヤミのない作りで素敵の一言、特にここぞの場面での音楽が素晴らしく映像も最新でスタイリッシュ。何度か見返したくなる映画の一つです。

★★★★☆ これまでのSFとは違った視点の骨太な内容。

宇宙人の侵略ものなので、よくある派手なのを想像していたんだけど、真逆の作品になっていて意外でした。しかしよくよく考えると、これから侵略されるのではなく、侵略された9年後の話なので、軍の必死の抵抗なんてとっくに終わってるし、レジスタンスの活動が主ならば、秘密裏に、しかしインパクトが大きいことを考えて作戦を練り行動するだろうから、確かにこうなるだろうなと。ジョン・グッドマンの立ち位置や行動の意味が良くわからず、娼館でのやりとりもイマイチ意味が分からなくて、??な状態だったけれど、最後の最後で伏線を全て回収しており、なるほどな納得しました。評価が割れる作品だと思いますが、個人的には面白かったですね。

作品の詳細

作品名:囚われた国家
原作名:Captive State
監督:ルパート・ワイアット
脚本:ルパート・ワイアット
公開:アメリカ 2019年3月29日、日本 2020年4月3日
上映時間:109分
制作国:アメリカ
製作費:2500万ドル
興行収入:880万ドル
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