ホラー

ザ・フライ

1958年の『蝿男の恐怖』をデヴィッド・クローネンバーグ監督がリメイクした衝撃のSFホラー

ストーリー:科学者のセス・ブランドル(ジェフ・ゴールドブラム)は、物質転送装置という画期的な発明をする。物質を遺伝子レベルに分解して別の場所に転送、再構成するのだ。ところがセスは、実験台として自分自身を転送した際、装置の中に1匹の蝿が紛れ込んでいたことに気がつかなかった。間もなく、彼の肉体に異変が起き始める。肉体の奥底から、力が湧き上がってくるのを感じ、やがて彼の背中からは針金のような太い毛が生え始める・・・。

出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジーナ・デイヴィス、ジョン・ゲッツ、ジョイ・ブーシェル、ジョージ・チュバロ、レスリー・カールソン、デヴィッド・クローネンバーグ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 臭いまで感じ取れそうな特殊メイクが生々しく恐ろしい。

人間とハエが融合してしまい徐々に肉体が崩壊してゆく様がとても恐ろしい、クローネンバーグ監督の代表作でありホラー映画の傑作。特殊メイクがとにかく素晴らしい、人間×ハエ、ハエ男×トライポットの特殊メイクのぶっ飛び具合は常軌を逸しています。ストーリーもクローネンバーグ映画では珍しく、無駄がなく分かりやすいうえにラストの物悲しさもこの映画を傑作たらしめる一因になっています。

★★★★★ グロテスクでペシミズム

この映画はただただ救いようがありません。とある研究者である男が些細なミスで大惨事へと陥ってしまいます。ハエでも人間でもない醜く奇怪なモンスターへと変化していく。その様子に本人も周囲も戸惑い、誰も止められない様子が絶望感に溺らされます。元人間としての理性の低下して行く事を自覚した男が、君を傷つけたくないからもう来るなと元恋人を追い返すシーンは泣けました。ほぼ理性の失われたラストの悲劇は悲惨そのもの。ひたすら研究熱心だった素朴で純粋な男は何の救いもないまま終わります。見終わった後は僕は放心状態になりました。これほど悲劇的なバッドエンドの映画は少ないのではないでしょうか。しかしこのようなバッドエンドは報われない社会を生きる現代人にとってはありふれた日常なのかもしれません。よくある欺瞞に満ちたハッピーエンドな映画に冷笑するリアリストの方々には特に、一見の価値があると思います。

★★★★☆ ホラーで片付けてはいけない映画

一応,ホラー映画として認識されているようですが、ホラー映画としてみるのは勿体無い。科学者の不注意による事故の悲劇の話。色々言いたいことはあるけど、やっぱりこの映画特有の終わった後の何とも言えない感じは見てみないとわからないんじゃ無いかな。といってもグロい表現がたくさん出てくるのでそういうのが苦手な方には全くオススメできませんが・・・。

★★★☆☆ 悪くは無いけどB級の範疇を超えない映画

展開やストーリーはおもしろいが落ちにもう少し工夫がほしかった映画。グロやエロいシーンもあるので無理な方はやめといた方がいいかと思います。落ちが単調だったのでもう少し工夫がほしかった。時間のある方は一見の価値はありますが、他に評価の高い映画を見てない方はそちらを見るのをお勧めします。

作品の詳細

作品名:ザ・フライ
原作名:The Fly
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
脚本:チャールズ・エドワード・ポーグ
公開:アメリカ 1986年8月15日、日本 1987年1月15日
上映時間:95分
制作国:アメリカ
製作費:900万ドル
興行収入:6000万ドル
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