ゾンビ映画

ラン・オブ・ザ・デッド

ビルを飛び、壁を蹴り、ありえない猛スピードで襲いかかるゾンビの群れはかつてない恐ろしさ!!

ストーリー:近未来のロンドン。巨大な製薬企業であるニューゲン社による新薬の開発中に、重大な問題が発生。臨床試験の被験者3万人に、肉体的な異常現象が生じた。彼らは突如凶暴化して人間に襲いかかると同時に、常識では考えられないほど圧倒的な筋力と運動能力が備わり、逃げ惑う人々を猛スピードで追い込んでいく。そして、彼らに噛み付かれた者は、同じように変貌を遂げ、やがて街はゾンビ化した人間たちで溢れかえっていくのだった。そんな中、ただ一人、症状の現れなかった妊婦のアンジェラ(マイアンナ・バーリング)。彼女は迫り来るゾンビの群れと必死で闘いながら、この絶望に立ち向かっていく・・・。

出演:ダニー・ダイア、クレイグ・フェアブラス、マイアンナ・バーリング、ジェイミー・マーレイ、シェーン・テイラー、バート・ラスポリ、クレイグ・コンウェイ、リサ・マキャリスター、アリスター・ペトリ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 基本設定は素晴らしい

ひたすら生活のテンポが上がっていき、人を消耗させるこの現代社会を生き抜けるよう、心身をより強化するために開発された次世代サプリメントRAK295。この薬の副作用が人間をエネルギッシュな走るゾンビに変えてしまう。この基本設定が私のハートを鷲掴み。この部分だけで★五つつけてしまいます。物語そのものは実に手堅くて、誘惑・贖罪・再生という欧米の典型的な展開となります。ただ主人公の罪業がいったいなんなのかは今ひとつよく分からないのですが。本家ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のような唖然とするような展開はないのですが、この秀逸な基本設定はロメロの魂を受け継いでいると思います。

★★★☆☆ ホップ! ステップ! ゾンビ!!

いまやゾンビが猛ダッシュするだけじゃ飽き足らなくなってしまったようですね。やたらとアクロバティックなゾンビの作品をチラホラ見かける今日この頃です。この作品におけるゾンビは厳密に言うと死者ではなく、体力補給用の新薬の副作用によって強化&凶暴化した人間のようです。度を越したドーピングをやりすぎておかしくなっちゃった人達みたいなもんだね。だから身体能力は凄いことになってます。全力疾走だけでなく、跳躍力もハンパない。高い所から飛び降りてくるし、壁を蹴って飛び跳ねてくるし、あと車のドアの窓に足から先に突っ込んでスルリと車内に進入して来るっていうアクション(←分かるかな?)もやってました。ジャッキー・チェンとかトニー・ジャーがやってたようなスタントね。やりすぎ設定もここまで来るとある意味面白いですね。ピョーンと跳んできたゾンビをトンカチでもってガツン!と華麗に打ち落とすっていう、跳躍ゾンビ設定をうまく活かせている点は良かったと思います。でも大勢に迫られるともう逃げるっきゃ無いから、そういう華麗な見せ場も多くはないんだけど。状況的にも人間ドラマ的にも悪い方へ悪い方へと展開するので、けっこう重苦しい雰囲気ですが、感染した人とその周りの人々の悲壮な覚悟とか、ドロドロ疑心暗鬼な人間関係とかのツボは押さえてあるし、結構しっかり作られてる作品なのでなかなか楽しませてもらえました。

作品の詳細

作品名:ラン・オブ・ザ・デッド
原作名:Devil’s Playground
監督:フレディ・ハットン-ミルズ
脚本:バート・ラスポリ
公開:2010年10月3日
上映時間:92分
制作国:イギリス
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