バイオレンスとセックスにまみれた女たちの生きざまを、ウォシャウスキー兄弟がスタイリッシュに描き上げた新感覚のフィルム・ノワール
ストーリー:5年の刑期を終えて出所し、マフィアのビアンキーニ一家の下で働くことになった泥棒のコーキー(ジーナ・ガーション)。彼女はシーザー(ジョー・パントリアーノ)の情婦ヴァイオレット(ジェニファー・ティリー)と知り合い、女同士で恋に落ちる。ヴァイオレットはコーキーに、組織の金二百万ドルを奪い、ビアンキーニの息子のせいにして逃亡しようと持ちかけた。二人はまんまと金を奪うことに成功するのだが・・・。
出演:ジェニファー・ティリー、ジーナ・ガーション、ジョー・パントリアーノ、ジョン・P・ライアン、クリストファー・メローニ、リチャード・C・サラフィアン、ピーター・スペロス、バリー・キヴェル
★★★★★ スリリングな展開
これほどドキドキした映画は珍しい。スリリングな展開。裏切りに次ぐ裏切り。さて最後に笑うのは誰?アドレナリン噴出間違いなしの映画です。
★★★★★ サスペンス最高
最後まで観ている方が、ハラハラドキドキする内容だった。お互いが惹かれ合うには、目にみえぬ運命とも言える何かがあるんだなと感じた作品でした。
★★★★☆ 淑女とギャング 騙す時の間。
まさに見るからに「女」のジェニファー・ティリー、そして美女ではあっても作業着をまとった「男」のジーナ・ガーション。その二人が惹かれあい、危険な勝負に出る。お金をまんまと自分達のものにできるか。騙され役の男、ジョン・パントリアーノ(追跡者とかバウンドの監督のマトリックスにも出演。)の目がすごい。狂気とヒステリックの混ざった目をしたギャング。そして彼も逆に仲間を欺こうとする、その緊張感。彼の偏執的な行動の末、女達と対決に至る。ギャング達がどれも残虐ながら、スーツで決めていてどこか大人のマフィアを思わせる。そして、こぎれいなマンションの部屋。女達の肌や唇。どこか濡れた感じを受ける。妙な色香と犯罪計画を全うするクールさを備え、サスペンスに満ちた脚本が進行する。洗練さを備えたクライムストーリー。「怖い」と思うところもあるが、特に若い女性が楽しめるのでは?(自分も男性ですが、)これが楽しめる男性も面白いセンスの持ち主かと思います。十分楽しめる作品。
作品の詳細
作品名:バウンド |
原作名:Bound |
監督:リリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー |
脚本:リリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー |
公開:アメリカ 1996年10月4日、日本 1997年7月5日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ |
製作費:600万ドル |
興行収入:700万ドル |
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