連続殺人ゲームによる予想できない展開が話題を呼んだソリッドシチュエーションスリラー第3弾!
ストーリー:人間が爆殺された事件の捜査を担当する女性刑事ケリー(ディナ・メイヤー)は何者かに拉致される。一方、不倫中の外科医リン(バハー・スーメク)は誘拐され、瀕死の状態であるジグソウ(トビン・ベル)のもとへ。ジグソウの仲間アマンダ(ショウニー・スミス)はジグソウの新たなゲームのルールを説明する。それは、ある男に仕掛けたゲームが終わるまでジグソウを延命させ、もしジグソウの心臓が止まれば、リンの首に巻かれた爆弾が爆発するというものだった。そのころ食肉工場では3人が鎖でつながれていて・・・。
出演:トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデン、バハー・スーメク、デブラ・リン・マッケイブ、バリー・フラットマン、エムポー・クワホー、ディナ・メイヤー、リリク・ベント、コスタス・マンディロア、ドニー・ウォルバーグ、ベッツィ・ラッセル
★★★★★ シリーズ最高傑作
生への喜び、生きる意味を知れ、ジョン・クレイマーは、所縁ある人物たちに、究極の選択を迫り生命への感謝を教える。今作はシリーズの中で、最もいい訳の少ない話。そのおかげで最後まで魅入ることが出来る。映画なのだから付き合うのは当然、重箱の隅をつつかずに、この設定に身を委ね楽しむのが一番。過去最強のお仕置きもあるし、見どころが満載だ。アメリカ社会の中にある過剰なまでの家族愛。我々日本人には如何としがたい設定なのだが、その愛が根底にあることを忘れてはいけない。後継者となれなかったアマンダの暴走。それも続編への布石なのだから、このシリーズは一度見たら、最後まで完走しなければいけない使命を抱かせる。
★★★★☆ 過激さは最高峰
大ヒットサスペンスホラー「SAW」の三作目。「SAW」シリーズの中でも本作が最も過激で個人的にはR18が相応しい。耐性が無ければ吐き気がするだろう。ここまで来るとシリーズファンよりも単なる怖いもの見たさを満たすのに向いているように思えてくるが、ストーリーはシリーズを見ていなければまず理解不能な為、残念ながらお勧めはできない。サスペンス的要素は前作、前々作に比べればかなりパワーダウンしているものの、交通事故で息子を失った主人公が強く憎む犯人、目撃者、判事らが死のゲームにかけられ、主人公は死を目前にした彼らを赦す事が出来るか、というテーマはなかなか面白い。ジグソウの「人は何故死の間際でないと考えを変えないのか」という台詞の意味がよく分かり、何だか考えさせられた。ラストはもう一押し欲しいし、観た後は少々落胆するだろう。前作、前々作には遠く及ばないが、それでも少なくとも観ている間は一瞬たりとも目が離せず夢中になれる。2で本作が気になったなら、観てみるのも良いかもしれない。メイキング映像は必見。
作品の詳細
作品名:ソウ3 |
原作名:SAW III |
監督:ダーレン・リン・バウズマン |
脚本:リー・ワネル |
公開:アメリカ 2006年10月27日、日本 2006年11月18日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1000万ドル |
興行収入:1億6400万ドル |
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