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1940年の保険会社を舞台に、腕利き調査員と、社長と愛人関係にあるキャリア女子社員ベティ・アンが、謎の宝石盗難事件と恋のさやあてをめぐって大騒ぎ

ストーリー：舞台は1940年、ニューヨーク。一流保険会社に勤務するC.W.ブリッグス(ウディ・アレン)は、自称腕利き保険調査員。最近入社してきた同僚のベティ=アン・フィッツジェラルド(ヘレン・ハント)とは顔を見るたび皮肉を言い合う犬猿の仲だ。ある日、二人は同僚の誕生パーティでインチキ魔術師に催眠術をかけられ、呪文を耳にするたびにお互い惹かれていくことに・・・。一方、その日を境に謎の宝石泥棒が世間を騒がせる。ブリッグスはなんとか犯人を捕まえようと奔走するのだが・・・。

出演：ウディ・アレン、ヘレン・ハント、ダン・エイクロイド、シャーリーズ・セロン、ウォーレス・ショーン、ブライアン・マーキンソン、マイケル・マルヘレン、エリザベス・バークレー、デヴィッド・オグデン・スティアーズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　ロマンスの神様、この人でしょうか？

ウディ・アレンは、表情から話し振りから動き方から、彼の一挙手一投足すべて楽しませてくれた。見た目は確かに老けてきているが、あの精力的な動きとセンスの良いおしゃべりはとても爺ちゃんとは思えない。催眠術にかかるときのボーッとした顔、怒った時にコトバにつまり身振りだけ大げさに怒る仕草、忍び込んで探し物をして相手に見つかったときの焦り方、いちいち皮肉たっぷりに相手の話を返す機転のよさ、彼の言動で数え切れないほど笑いました。たくさん笑って、ロマンティックなムードに浸り、ほっと心が温まる大傑作。芝居も、ストーリーも、ファッションも、インテリアも、音楽も、映像も、すべてのセンスが良すぎ。

★★★★☆　安心して笑える、オトナのラブコメ

とにかく、恋の魔術という仕掛けからして、観客に「どうぞ、お楽しみを」という、シェークスピアばりの「アレン流」ラブ・コメディです。おもしろいです。楽しいです。この仕掛けに、ダン・エイクロイド扮する社長とキャリアウーマンの不倫と、泥棒騒ぎをからめて、犬猿の仲な主人公二人の恋の終着点をにおわせつつ、笑わせます。しかも、台詞のやりとりは一級品。オトナの映画ですねえ。設定が1940年代とあって、今のように、セクハラ問題も禁煙問題もない、ある意味平和な？時代のオフィスを舞台にくりひろげられるノスタルジックな演出もグーです。アレン特有の女性コンプレックスや、男女の心のひだもうまくかもし出していて、てんこもりな登場人物の個性も光って、安心して楽しめます。

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