物理学を学ぶ青年が、12年前に突然姿を消した父の失踪の謎を解くため時をさかのぼる!
ストーリー:物理学者のガブリエルは、妻と9歳の息子エロル(ジョン・ポール・ラッタン)を残したまま突然失踪してしまう。それから12年。大学生になったエロル(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、祖父であり、父の師でもあったサル(ヴィクター・ガーバー)のもとで同じく物理学の道を歩み、一方父の帰りを待ち続ける母は精神的に不安定な日々を過ごしていた。そんなある日、エロルは祖父が発見した研究ノートから、父がタイムトラベルを研究していたことを知る。どうやら父は、過去の世界で運悪く殺されたらしいのだが・・・。
出演:ジリアン・アンダーソン、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ルーファス・シーウェル、ヴィクター・ガーバー、ジョン・ポール・ラッタン、スサンナ・フォーニアー
★★★★★ この映画の世界ではパラレルワールドは存在しない。
この映画の世界ではパラレルワールドは存在しない。それを理解できないレビュアーが下記の内容で低評価を付けていた。「一見、ハッピーエンドで終わったみたいだけど、大きな疑問が残った。タイムマシンで過去にもどって、過去を変えたら、その時点から新しい人生が始まるらしい。だけど、未来に残してきた世界そのものはどうなるん? その人だけが消えてしまうんだろうね。」この映画の世界設定では、未来に残してきた世界ははじめから存在しない事になる。「過去を変えてしまうと、今の私もあなたも消える、新しい世界で私とあなたが結ばれるかどうか保証はない、辛くても今の人生が好き、だから過去を変えるのはやめて」とヒロインと過去を変えようとする主人公のやり取りが中盤である。主人公の葛藤、彼女の心理描写、最愛の娘を失った祖父の悲しみ、そして決断、これこそがこの映画の面白さの本質じゃないかな、と思った。
★★★★☆ ちょっと違うタイムトラベルもの
タイムトラベルした人よりも、残された人々の葛藤を描くというのは今までなかったと思う。これはSFをベースにしたドキュメンタリーで新しい見方だと思う。
★★★☆☆ タイムループというよりは人生における選択の難しさ
タイムループモノの映画や漫画が多くある中で、このタイムループは物足りないかもしれないですね。タイムループをもう2回くらい繰り返せばもっと人気出たかもしれないですね。父親には正とした過去に命がけで留まらせに来たが、自分はそのために結局、彼女と築いた現在を正とせずに過去に戻る選択をしたというパラドックス。仕事か家族か、過去か現在か、どちらかを選び、どちらかを犠牲にしなければならない人生の難しさが描かれていると思います。
作品の詳細
作品名:タイム・チェイサー |
原作名:I’ll Follow You Down |
監督:リッチー・メータ |
脚本:リッチー・メータ |
公開:2014年6月20日 |
上映時間:93分 |
制作国:カナダ |
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