コメディー

シャンプー台のむこうに

ヘアドレッサー・コンテストを背景に、家族の修復を描くヒューマンドラマ

ストーリー:イギリスの田舎町ヨークシャーのキースリー。普段は静かなこの町がにわかに騒がしくなってきた。なんとこの町で全英ヘアドレッサー選手権が開催されることになったのだ。バイト先の葬儀場で死体相手にカットの練習に励むブライアン(ジョシュ・ハートネット)はこの絶好のチャンスに気合い十分。一方、ブライアンの父でかつてこの大会で2連覇を果たしたフィル(アラン・リックマン)はまったく乗り気じゃない。というのも3連覇のかかった10年前、妻のシェリー(ナターシャ・リチャードソン)がヘア・モデルのサンドラ(レイチェル・グリフィス)と恋に落ち家出してしまって以来気力をなくし、田舎理髪店のしがないオヤジに成り下がってしまったのだった。そこへ、家出した妻シェリーがやってきて、サンドラも含めた“家族”で大会に出場しようと持ちかけるのだった・・・。

出演:アラン・リックマン、ジョシュ・ハートネット、ナターシャ・リチャードソン、レイチェル・グリフィス、レイチェル・リー・クック、ビル・ナイ、ヒュー・ボネヴィル、ウォーレン・クラーク、ハイディ・クルム、ローズマリー・ハリス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ なんとなく、また見たくなる

「片田舎の家族愛」を描けているかと言えば、それはもうユーモアと情感たっぷりに描けているのではないでしょうか。美容師さんのお話ということもあり画にはセンスがきいていて楽しいですが、作り込み過ぎない感じが気取らない田舎の情景を演出しています。ストーリにも派手な盛り上がり下がりはありませんが、「片田舎の家族愛」にそんなもの必要ないですね。そのなかで決め手となるのが登場人物の繊細な心理描写。愛する気持ちや切ない想いが、じんわり優しくしみてくる、ほっとする映画です。お値段についても、一度見たきりにしてしまうのなら勿体ないでしょうけど、私の場合はちょっとした休息の時間に、テレビをつけたけど面白い番組がやってないときに、ついつい繰り返し見てしまいますね。そんな風に心地のいい映画って、簡単に出会えそうでなかなか出会えないものかもしれません。

★★★☆☆ とりあえず面白い

血のつながりがあろうがなかろうが、男だろうが女だろうが、そんなことはどうでも良く、お互いが気遣い新しい家族への再生ドラマなんて言ってしまえばかなり陳腐なのだが、まあ最後は予想の結末。でもあんまり面倒なことを言わずただ楽しんでしまえば良いのではないかしら。アラン・リックマンのうらぶれた前半のシーンと後半との対照的なシーン、私はうらぶれた父親としてのリックマンの芝居は結構好き。

作品の詳細

作品名:シャンプー台のむこうに
原作名:Blow Dry
監督:パディ・ブレスナック
脚本:サイモン・ボーファイ
公開:アメリカ 2001年3月7日、日本 2001年12月15日
上映時間:91分
制作国:アメリカ
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