史上最大規模の巨額詐欺事件を起こしたウォール街の実業家バーナード・マドフの実話をもとに描いた社会派サスペンス
ストーリー:2008年12月、証券投資会社の会長バーナード・マドフ(ロバート・デ・ニーロ)は、妻ルース(ミシェル・ファイファー)と2人の息子に衝撃の告白をする。バーナードは数十年にわたって顧客たちを騙して虚偽の取引を行い続け、約650億ドルを破綻させたというのだ。FBIによってバーナードが逮捕されるとそのニュースは世界中を駆け巡り、家族は混乱の渦へと飲み込まれていく・・・。
出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、アレッサンドロ・ニヴォラ、ハンク・アザリア、ネイサン・ダロウ、シドニー・アマヌエル、リリー・レーブ、クリステン・コノリー、キャサリン・ナルドゥッチ、スティーヴ・コールター
★★★★★ 凄い映画
開始10分で衝撃の事実が判明!ここから2時間どうやって話が進むの?と心配しましたが、2時間経つのを忘れるくらいの濃い内容でした。ミシェル・ファイファーが出ている映画は何見ても傑作。大好きな女優です。
★★★★★ 全てを含めて投資
単に市場の下落、又は経営悪化、上場廃止、そしてこのような投資詐欺、全てを含めて投資だと思う。金を預けるという事はその人物に投資したようなもの。詐欺師を擁護するようで悪いが、これが投資だと思う。
★★★★☆ 主人公が得たかったものとは??
人を騙してまで主人公が得たかったものは何だったのか。ただ名声やお金を手に入れたかっただけなのか・・・。犯罪に手を染めなくてもそれなりの人生が送れたのではないかと思います。彼の逮捕後の家族に起こった悲劇や騙された被害者達のその後の人生を考えると心が苦しくなりました。
★★★☆☆ 世界、そして人は、強欲である
事実は小説より奇なり。デ・ニーロが被告にそっくりのイメージ作りをしたセミ・ドキュメンタリー風映画。650億ドル(6兆円)とも言われる被害を受けたのは、有名なハリウッド監督、俳優にもならず、大手金融機関、そして日本の生保、銀行までもと言われている。そして、なぜ、四半世紀もの間、米国の証券取引等監視委員会までも騙されたのか。そこを、もう少し描いて欲しかった。映画よりもドラマにした方が良かったのかも知れない。この映画を見て、ハッピーな気分にはならない。被告人は、勿論「悪」である。しかし、彼に群がった会社や人々も正常でなかったのでは。いつの時代も、どの国でも同様の犯罪は今後もカタチを変えて蔓延るであろうというアンチテーゼとしてとどめたい。
作品の詳細
作品名:ウィザード・オブ・ライズ |
原作名:The Wizard of Lies |
監督:バリー・レヴィンソン |
脚本:サム・レヴィンソン |
公開:アメリカ 2017年5月20日 |
上映時間:132分 |
制作国:アメリカ |
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