ラブ・ロマンス

クリエイター

バイオテクノロジーを使い、亡き妻の再生を試みる科学者の姿を描いたSFラブ・ロマンス!

ストーリー:ノーベル賞受賞科学者ハリー博士(ピーター・オトゥール)は、自宅裏の秘密研究所で、亡妻の細胞を培養し、彼女を蘇らせようとしていた。ハリーの実験に必要な若い女性の卵子を提供することになったのは、メリ(マリエル・ヘミングウェイ)。一方、ハリーのライヴァルのシド博士(デイヴィッド・オグデン・スティアーズ)は、ハリーの行動に不審をいだき、身辺調査を開始し、結果、ハリーは大学を追われることになる・・・。

出演:ピーター・オトゥール、マリエル・ヘミングウェイ、ヴィンセント・スパーノ、ヴァージニア・マドセン、デヴィッド・オグデン・スティアーズ、ジョン・デナー、カレン・コピンズ、ケネス・タイガー、エルザ・レイヴン、エレン・ギア

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 珠玉の作品

純粋なストーリーとピーター・オトゥールの愛すべき個性で、思わず登場人物達の未来を祝福したくなるような魅力ある作品になっています。

★★★★★ 重いテーマを飄々と演じる。

とても重いテーマを扱った映画なのだが、コメディタッチで進行して行く。40代前半に、自らも告知を受け大手術、どうにか助かったというオトゥール。その顔貌を変えてしまう程の病の、肉体的、精神的ダメージは、計り知れないものだったろう。この博士を演じつつ、何を思っていたのだろうか? とても自然に、軽いタッチでこなしている。他人に貶められようとも、博士は飄々と生きる。オトゥールの映画は、秀作揃いだと思うのだが、日本では公開されない物が多く、従ってDVDも入手困難。このDVDで、初めて病気後の姿を見た、と思ったが、だいぶ前にラストエンペラーを観ていた。目の使い方、表情は手術前のそれを思い起こせるものだが、年齢以上に見えてしまう姿が痛々しい。だが、相変わらずの声と綺麗な英語に、繰り返し、オトゥールを観てしまう。

★★★★☆ 良き感情の在り処

80年代の映画、という感じで、はじめてみたが、なつかしいものを感じる。そのなつかしさのなかには、いまとはちがう感情の濃さ、人間関係の濃さというのがあると思う。老いも若きも、さまざまなage(世代)が一生懸命に、今此処の時間、場所、状況のなかで精一杯に感性も理性も奮って、同じage(時代)を生きている。そしてそれがえもいわれぬstage(舞台)として成り立っている。時にそれでケンカや衝突が起きて、関係というものが分かれても、みな性根はどこかで通じ合っている。なんとなく見てみて、登場人物のセリフも言動も真実味があり、説得力があったので最後まで安心して楽しめた。音楽がまたよかった。「マッドで正常」な科学者と、10代の「多淫で一途」な女性、その両名の役者が特によかった。名前はこれからチェックしていきたい。

作品の詳細

作品名:クリエイター
原作名:Creator
監督:アイヴァン・パサー
脚本:ジェレミー・レベン
公開:アメリカ 1985年9月20日
上映時間:107分
制作国:アメリカ
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