ホラー

エクソシスト ビギニング

1973年に公開されたオカルトホラーの名作『エクソシスト』の25年前という時代設定で描かれた恐怖の物語

ストーリー:第二次大戦末期。ランケスター・メリン神父(ステラン・スカルスガルド)は、生まれ故郷のオランダでナチスの残虐行為を目の当たりにし、神への信仰を見失ってしまう。オランダを離れ放浪の旅をしていたメリンはやがてアフリカに流れ着く。メリンはそこで古美術収集家の男と出会い、彼の依頼で教会遺跡の発掘を行なっているイギリスの考古学調査隊に加わることに。発掘現場でメリンは、理想に燃える若き神父フランシス(ジェームズ・ダーシー)やドクターのサラ(イザベラ・スコルプコ)と出会い、さらには村の少年ジョセフとも心を通わせていく。しかし、やがてジョセフの周、囲で奇怪な事件が頻発するようになるのだった・・・。

出演:ステラン・スカルスガルド、ジェームズ・ダーシー、イザベラ・スコルプコ、レミー・スウィーニー、アンドリュー・フレンチ、ジュリアン・ワダム、デイビッド・ブラッドリー、アラン・フォード、ラルフ・ブラウン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 正統な外伝

この作品はエクソシストの正統派の流れに組み込んでもよいと言えるのではないだろうか。メリン神父の若かりし頃の話なので外伝的要素は否めなくもないのだが、メリン神父とパズスの出会いと初対決を描いているのは事実。神への信仰を捨てたメリンが主役の為、最後の方まで宗教的な展開は少ないように見えるかもしれないが、何故メリンが信仰心を捨てたのか、そして如何にして信仰心を取り戻すのか。神に背を向けながらも自責の念に苦しむメリン神父の姿はひどく小さく見え痛々しい。これは従来の神父VS悪魔という構図よりも厳しくて宗教的信仰心の核になる部分を描いているように思えてならない。

★★★★☆ 父と子と聖霊の名において

今年見た映画の中で、完成度が高い1本です!怖さだけをとったら、もっといい作品はたくさんあるけど俳優の表情から恐怖を感じさせる手法がハマっています。東アフリカでキリスト教布教以前の教会の遺跡が見つかるところから始まるストーリーも自然。とって付けたような感はないです。始めはトラウマからヤサグレていたメリン神父が、次第に信仰を取り戻していく展開は人生そのもの。ただ、難点というか仕方ないというか一度見れば十分。見た後に考えさせられたり、心境が変わる何かはないです。それが星4つ止まりの理由。やはり、ホラーやサスペンスはそんなものなのでしょうか。

★★★☆☆ 信仰を取り戻すメリン神父

メリン神父が悪魔と対決し、信仰を取り戻すまでを描いた作品。発掘現場をうろつくハイエナ、悪魔の彫像、荒涼とした土地に並ぶ十字架の墓・・・。これらが、なにか不吉なことが起こる前兆のように登場し心理的恐怖を上手く表現してる。しだいに悪魔の存在を認識していく過程は、すこしハッキリと示しすぎかなとも思えるが、そこはレニー・ハーリンの勢いで乗り切ってみせた。『エクソシスト』には及ばないものの、その雰囲気を意識して作っていることが読み取れ好印象。

作品の詳細

作品名:エクソシスト ビギニング
原作名:EXORCiST: THE BEGiNNiNG
監督:レニー・ハーリン
脚本:ウィリアム・ウィッシャー
公開:アメリカ 2004年8月20日、日本 2004年10月16日
上映時間:114分
制作国:アメリカ
製作費:5000万ドル
興行収入:7600万ドル
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