ベートーヴェンの名曲にのせて、豪華アカデミー俳優が奏でる至極のアンサンブル
ストーリー:フーガ弦楽四重奏団結成25周年前夜。チェリストの突然の引退宣言から、ドラマは始まった。冷徹なまでに精確な演奏で客を魅了する第一バイオリンのダニエル(マーク・イヴァニール)、色彩と質感を与える第二バイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、深みを添えるビオラのジュリエット(キャサリン・キーナー)、そして、チェロのピーター(クリストファー・ウォーケン)が完璧な四角を支えている。ある日、チェリストのピーターがパーキンソン病の告知を受ける。今季をもって引退したいと申し出るが、残されたメンバーは動揺を隠せない。憤り、嫉妬、ライバル意識、家庭の不仲、不倫。それまで抑えてきた感情や葛藤が露呈し、不協和音が響きはじめる。バラバラにくずれ始めた”四角”に、最終楽章の幕は上がるのか・・・。
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリストファー・ウォーケン、マーク・イヴァニール、イモージェン・プーツ、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、リラズ・シャルヒ、ウォーレス・ショーン
★★★★★ 大人の映画、見て損なし。
弦楽四重奏という4名の織りなす人間ドラマである。1つの歯車が狂った時、負の連鎖で信頼関係やコミュニケーションが崩壊していく様を見事に描いています。クラシック音楽ファンに関わらず、人間の心の葛藤の心理劇として見ると人間の弱さや痛々しさなど大変興味深く見ることができます。お薦めの1枚です。
★★★★★ 涙が止まらない
クラシックは好きですが、コアなファンではないので音楽に対する解説はできません。登場人物は、クラシック奏者ばかりですが、日常や心の葛藤は普通の人と変わりありません。クラシックファンでなくても、十分楽しめる映画です。子供の恋人に心をかき乱される親心や、生きがいだった仕事を引退することの寂しさ、身内が老いていくことの寂しさは深く共感できることと思います。主人公の身の引き際が素敵です。最後の演奏を聞いていて、涙が止まらなくなりました。
作品の詳細
作品名:25年目の弦楽四重奏 |
原作名:A Late Quartet |
監督:ヤーロン・ジルバーマン |
脚本:ヤーロン・ジルバーマン |
公開:アメリカ 2012年11月2日、日本 2013年7月6日 |
上映時間:106分 |
制作国:アメリカ |
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