北アイルランドを舞台に、カツラ稼業で一儲けを夢見る男たちの奮闘を描いたハートフル・コメディ!!
ストーリー:北アイルランド。院内理容師のコルム(バリー・マケボイ)とジョージ(ブライアン・F・オバーン)は、退屈な毎日を送っていた。そんな時、カツラ販売人の男と出会い、手ほどきを受ける。二人は販売独占権の獲得を目指し“ピース・ピープル社”を設立。早速、自慢のカツラを引っさげて営業を開始する。しかし、世の中そんなに甘くない。行く先々でトラブル続き。ライバル会社は現れるし、警察やIRAの面々まで巻き込んで大騒動に!はたして彼らはカツラを売りさばいて一儲け出来るのか!?
出演:バリー・マケボイ、ブライアン・F・オバーン、アンナ・フリエル、ポーリン・マクリン、ローレンス・キンラン、ビリー・コノリー、エンダ・オーツ
★★★★★ ピースをつけてピース。
わたしこの映画を初めてみたときは高校生で、恥ずかしながらそれまでアイルランドとイギリスの間のことなんてまったく知らなかった。重い問題を扱っていながらも、コメディにしてしまう、というよりも、コメディを扱いながらも重い問題を扱ってしまう、ようなものかもしれない(そこに不謹慎さは感じないけれども)。製作されたのが2000年で、舞台となっているのは「80年代のいつか」である。またアメリカで製作されている。そのため、なぜ今更アイルランドを舞台にした映画なのか、という疑問がわくかもしれない。この映画は主役を演じたバリー・マケヴォイによって脚本を書かれている。バリー・マケヴォイ自身アイルランドの出身で、父親が理髪師だった(たしか)。つまりこの映画は彼自身の人生をもとにつくられたコメディなのだ。それが理由である。ただ単にPeaceを訴えるためにpiece(カツラ)を題材にしたわけではなかったのだ。(むしろ逆に、pieceをつけてPeaceを訴える、というようにPeaceが二次的なものだったのかも・・・。)私個人の感想にすぎないけれども、とてもおもしろかったし、扱っている内容もとても勉強になった。
作品の詳細
作品名:ピース・ピープル |
原作名:An Everlasting Piece |
監督:バリー・レビンソン |
脚本:バリー・レビンソン |
公開:2000年12月25日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ |
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