ドラマ

マネー・トレーダー 銀行崩壊

デリバティブ取引で巨額の損失を出したトレーダーの獄中手記を描いた作品

ストーリー:1995年2月27日、全世界を衝撃のニュースが駆け巡った。1763年に創業され、“女王陛下の投資銀行”とまで言われたイギリスの名門ベアリングズ銀行が破綻した。デリバティブ(金融派生商品)取引で約8.6億ポンド(約1,380億円)という巨額の損失を出したのが原因。しかもたった一人の28歳のトレーダーによって・・・。

出演:ユアン・マクレガー、アンナ・フリエル、イヴ・ベネトン、リー・ロス、ティム・マッキナリー、ナイジェル・リンゼイ、 ベッツィ・ブラントリー、ジョン・スタンディング、サイモン・シェパード、ピップ・トレンス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 人間の心理を描いた秀作。

先物取引で損失を隠蔽し利益を上げてその損失を取り返そうとする。そのためにさらにどんどん損失が膨らんでいき、最終的にはイギリスの名門銀行ベアリングスを倒産させるまで損失が膨らむ。映画は非常にシンプルにできていて、例えば、数字や単純な顔のアップで緊張感を表現したりするが、それが恐ろしく効果的。この映画は歴史に残る名作ではないだろうか。出演者も皆、迫真の演技をしている。本当にいい出演者を集めたと思う。特に、ベアリングス銀行の頭取や主人公リックの部下として活躍するインドネシア人と思われるより目気味の男性。彼らの激しい興奮の演技がこの映画の熱狂を極限まで高める。後半、さまざまな場所でかかる携帯電話の音で孤独と切迫感をあらわしているのも非常に効果的。本当に心臓に悪い映画だ。すごすぎる。。。

★★★★☆ 保存しておきたくて買いました。

労働者階級の人間が、たった一つの銀行を潰しただけでまるで殺人者のように追求され逮捕されるという実話に基づいた作品。この事件の疑問は、「管理監督責任という言葉は?」「この環境を放置あるいは見抜けなかった経営幹部こそ逮捕されるべきでは?」リーマンショックでは、特権階級の経営幹部はほとんど逮捕されていない。これが世の中の仕組みなのか、という不条理を考えさせられる作品だと思います。

★★★☆☆ NHK特集『マネー革命』でも紹介されました

デリバティブ取引(日経225先物)の失敗で英ベアリングズ銀行を破綻させた男の実話(原題『ローグ・トレーダー』)を映画化。損失を補填しようと取引高が倍々ゲームになって行きますが、それでも勝てないのは、先物市場が意外に効率的だから?NHKスペシャル『マネー革命』でもチラッと映像を流してくれていました。主演のユアン・マクレガーが熱演しています。ファイナンスやデリバティブに興味のある方は、一度ご覧になってください。

作品の詳細

作品名:マネートレーダー 銀行崩壊
原作名:Rogue Trader
監督:ジェームズ・ディアデン
脚本:ジェームズ・ディアデン
公開:イギリス 1999年6月25日、日本 2000年7月15日
上映時間:104分
制作国:イギリス
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