第二次大戦下、イギリスで初のヌードレビューを開始した実在の劇場“ウィンドミル劇場”を舞台に、温かな人間模様を綴った感動ドラマ
ストーリー:1937年、未亡人になったヘンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)は、夫が残した莫大な遺産で、閉鎖された古びたウィンドミル劇場を買い、修復する。そして経営をショービズ界の知識に長け、経営手腕も抜群のヴィアン(ボブ・ホスキンス)を雇う。オープン前は意見を闘わせたヘンダーソン夫人とヴィアンだが、オープン初日は満員御礼。ヘンダーソン夫人のアイデアで裸の女性を舞台にあげたり、劇場は盛況だった。しかし、第二次世界大戦開戦が宣言され、ナチス・ドイツによる空爆が始まり・・・。
出演:ジュディ・デンチ、ボブ・ホスキンス、ケリー・ライリー、ウィル・ヤング、クリストファー・ゲスト、セルマ・バーロウ、アンナ・ブリュースター、ロザリンド・ハルステッド、サラ・ソルマーニ、ナタリア・テナ
★★★★★ 英国映画でしか味わえないものがここにあります
どんな話かイメージがわかないせいか、はたまた英国映画の地味な印象か、地元のレンタル店は新作なれど、3枚の在庫。現実離れしたような荒筋でしたが、「実話」との文字に、ほうと思って見てみました。これがとにかく面白い!解説にある「社会派でもあるが、娯楽としての映画の素晴らしさも忘れない演出力」まさにこれに集約されますね。英国のしぶい品とユーモア、日本の戦時下とのあまりの違い、たっぷり楽しんで、社会学も学びました。
★★★★☆ 人間味あふれるドラマで、とても面白かったです!
ヘンダーソン夫人の人となり、考え方、行動力と、勢いある女性の人生がとても魅力的で輝いていた。『ムーラン・ルージュ』みたいなヌードを始めた理由も、実在の劇場が舞台だと思うと、余計にそそられた。男っぷりのいいヴァンダムに、「奥さんがいたのを言わなかった」と怒る夫人を可愛いなと思いました。屋上でダンスしたり、ウィンドミル劇場でのスピーチ、亡き息子のお墓参りと、心に残る場面も多かった。味わいある役者の魅力をじっくりと楽しみました。人間味あふれるドラマで、とても面白かったです!
作品の詳細
作品名:ヘンダーソン夫人の贈り物 |
原作名:Mrs. Henderson Presents |
監督:スティーヴン・フリアーズ |
脚本:マーティン・シャーマン |
公開:イギリス 2005年11月25日、日本 2006年12月23日 |
上映時間:103分 |
制作国:イギリス |
製作費:2000万ドル |
興行収入:2700万ドル |
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