男の名はベオウルフ・・・この世の邪悪を引き寄せる呪われた戦士
ストーリー:最果ての地に立つ城には、囚われた人々が夜毎魔物の餌食となっていた。包囲された城から逃げ出そうとするものは容赦なく処刑される。邪悪に犯されたものを一歩も通そうとしないのだ。そこへベオウルフ(クリストファー・ランバート)と名乗る男が、自ら進んで城の中へ入り魔物に立ち向かう。彼は永遠に邪悪なものと闘う運命にある戦士だった・・・。
出演:クリストファー・ランバート、ローナ・ミトラ、オリヴァー・コットン、ゲッツ・オットー、ヴィンセント・ハーモンド、チャーリー・ロビンソン、ロジャー・スロマン、レイラ・ロバーツ、パトリシア・ベラスケス
★★★★☆ ゲームっぽくて安っぽいB級アクション
CGやSFXはショボいし、アクションも冴えないし、ストーリーも特に見どころ無いというB級映画です。でも世界観や音楽、武器や主人公のカッコよさがあって良い。舞台は中世ヨーロッパ風のファンタジー・・・と見せかけて機械とか出てくるのでスチームパンクかロステク・ファンタジー系の雰囲気です。そんな世界でかっこいい主人公が色々な面白武器をとっかえひっかえして怪物と戦います。両手クロスボウとか剣から円盤が飛び出すとか忍者道具みたいなのとか、ゲームっぽいです。どこからそんなに武器が出てくるんだよ、というのも含めて凄くゲームっぽい。アクションも無駄に回転したり飛んだりしまくる(しかし今ひとつシャッキリしない)そんな主人公の戦闘を盛り上げるのが謎のテクノミュージックです。コレがまた良いんですね。あと何か美女とか出てきたりしてアメコミっぽい感じです。「雰囲気が凄い気に入った」としか言いようがなく、他には何もありませんでした。開始10分まで観て雰囲気が合わなかったらもう観ないほうが良いと思います。雰囲気が気に入っても最後まで雰囲気くらいしか見るところはないです。
★★★☆☆ 割り切って見れば面白い
ローナ・ミトラが目的で購入したので中身は全く期待していなかったが、これが意外に面白い。歯切れのいい編集と、80年代テイスト溢れるロックミュージックのサントラがストーリー描写にテンポを出している。ただし予算的にB級の印象は画面からは払拭できていないので、リアルさを追求せず、B級と割り切ればけっこう楽しめる作品である。ローナ・ミトラの魅力は十分に出ていて、その点は満足。この女優はもっと注目されていい逸材。個性的な美貌とアクションに向いた肉体を持つ数少ない女優。なにか大きなヒット作に出演できれば、知名度あがること間違いなしなんだが・・・。
作品の詳細
作品名:ベオウルフ |
原作名:Beowulf |
監督:グラハム・ベーカー |
脚本:デイビット・シャップ |
公開:アメリカ 1999年3月31日 |
上映時間:93分 |
制作国:アメリカ |
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