CIAが行っていた拷問に関する実態を調査した報告書に関する実話をもとに描いたポリティカルドラマ
ストーリー:9・11同時多発テロ事件後、アメリカ上院職員のダニエル・J・ジョーンズ(アダム・ドライヴァー )は、CIAの拘留・尋問に関するプログラムの調査を命じられる。さまざまな資料をもとに調査を進めるうちに、CIAが「強化尋問プログラム」と称して拷問を行い、その事実を国民にひた隠しにしていたことなどが明らかになっていくのだが・・・。
出演:アダム・ドライヴァー 、アネット・ベニング 、ジョン・ハム 、ジェニファー・モリソン、ティム・ブレイク・ネルソン、ベン・マッケンジー、ジェイク・シルバーマン、マシュー・リス、テッド・レヴィン 、マイケル・C・ホール 、モーラ・ティアニー
★★★★★ 価値は物凄く高い作品だと感じた。
法や国家、政治家が善意から生まれた仕組みだと自信を持っていえる国家だと言いなと最終的には思った。内容は、他の映画と比べて地味だが、凄く深い内容だと思う。扱っているテーマと、その展開も含め、後世へ残すべき内容だと感じさせる良い内容だった。語りや、真実性は私には分からないが、こういった映画のあり方は好きだと感じた。またいつか忘れた頃に視聴したい。
★★★★★ エンディングテーマの不意打ち感。
恐ろしく地味な映画だけど、けれんなく大袈裟でないところが誠実でカッコいい映画。渋い役者陣が、物語に即誘ってくれます。この手のハードな映画に良い意味で似つかわしくないポルトガル・ザ・マンのエンディング曲も不意打ちで、映画の本筋とはまた違う感動を呼び起こす、後味の良い物にしている。正義を通そうとする若き主人公の青春映画のようなエンディングだと思った。
★★★★☆アメリカって凄いなと
人道的な考えを持つ人と、国家の安全を守る人と、世界の探知能力No1のCIAそれぞれが、使命を遂行する。そしてそれを絶えず検証する。それが映画もされる。この映画が伝えたいのは何のか?と自分に問いかけたたらこんな答えしかでなかった。自分的には決して良い映画ではないし、恐らくあと数ケ月もすればこの映画も忘れちゃうと思うけどなんかアメリカって凄いなとは印象に残るだろう。
★★★☆☆ 政治的バイアス強すぎ
そもそもこういったアメリカ作品の内部告発系は、アメリカの伝統芸能を描いているに過ぎません。銃をぶっ放して敵をせん滅してから、敵を治療して全体的に道徳的な満足感を得る、一連の行動にすぎません。ひどい拷問をやっておいて、十分自分たちの潜在的な目的を達成したのち、反省してあるいは反省したふりをし、場合によってはやっちまった同胞をスケープゴートにして自分たちの心の平衡を保ちます。地獄の黙示録でもありましたね。アレです。これは共和党をディスって民主党をアゲる作品です。日本人から見ても、冒頭から露骨すぎます。作品としておもしろくないとは言いませんが、遠回しにに現共和党政権を貶めようとする意図が見え隠れします。それが気になってしまうと、どうも今一つです。ドヤ顔主人公も民主党に利用されているだけ、という落ちでもあればまた違ったんですけどね。つまらなくはないけど、寝落ちしやすい作品です。
作品の詳細
作品名:ザ・レポート |
原作名:The Report |
監督:スコット・Z・バーンズ |
脚本:スコット・Z・バーンズ |
公開:アメリカ 2019年11月15 |
上映時間:120分 |
制作国:アメリカ |
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