ドラマ

イングロリアス・バスターズ

クエンティン・タランティーノ監督がナチス壊滅を企てる部隊の活躍を描いた痛快アクション!

ストーリー:ナチス占領下のフランス。家族を殺された少女・ショーシャナ(メラニー・ロラン)は、劇場の支配人として身分を隠しながら、ナチスを根絶やしにする壮大な復習計画を進める。時を同じくして、アルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率いるユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊が、各地でナチスの極秘ミッションに参加する。周到な復讐計画を進める少女・ショーシャナとナチスを片っ端から始末するバスターズ。それぞれの作戦は、ショーシャナの経営する劇場で開催される、ヒトラー総統を招いたナチのプロパガンダ映画のプレミア上映会で交錯する・・・。

出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、イーライ・ロス、ティル・シュヴァイガー、ジャッキー・イド、ドゥニ・メノーシェ、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・ファスベンダー、マイク・マイヤーズ、ダイアン・クルーガー、クリストフ・ヴァルツ、ダニエル・ブリュール、ロッド・テイラー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 価値観の違いこそ素晴らしい

この映画は、SFコメディのフォーマットを活かし切って、人種差別主義や、ハリウッド映画崇拝や、アメリカ第一主義を笑い飛ばす傑作だと思いました。「人類は平等じゃなくちゃ」的な軽い偽善を漂わせるアメリカ式の道徳観の影に、薄ら寒い独善的な価値観が埋もれていたり、商業主義に踊る選挙キャンペーンをおちょくったり、やりたい放題の感じが素晴らしいと思います。

★★★★★ 最高!

ナチス・ドイツをぶっ飛ばすスカッと爽快なエンターテインメント。ちょっと長いですが飽きずに最後まで見られます。暴力描写に抵抗がなければ、タランティーノのファンでなくても楽しめるのではないでしょうか。字幕・吹き替えともにおすすめです。気になったら見て損はない映画。個人的にはブラピの間抜けな役どころがとても好き。

★★★★☆ クリストフ・ヴァルツの演技が素晴らしい

全く別々の二つの物語が並行して展開し、それが偶然に交わるところでクライマックスを迎える、というストーリー構成となっています。主演男優のブラッド・ピットと主演女優のメラニー・ロランが同じフレームに収まる場面が一度もないという、不思議な映画になっています。しかし二人の主人公はナチス高官の殺害という共通の目的を持っており、それが二つの物語を有機的に結びつけて映画としての一体感を生み出しています。演技の面ではハンス・ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツが際立っていました。ランダ大佐は「ユダヤ・ハンター」と呼ばれ、隠れて生活しているユダヤ人を見つけだす任務に就いています。その物静かで紳士的な態度の裏で、頭の中を見透かすような眼と言葉で相手を追い詰めるヘビのような様子は観ていて気味が悪くなるほどでした。逆にいうとクリストフ・ヴァルツの演技にそれだけ引き込まれていた、ということであり、彼のアカデミー助演男優賞も頷けると実感しました。ドイツ人はドイツ語を話し、フランス人はフランス語をアメリカ人やイギリス人は英語を話す、という当たり前のことですが、これをハリウッドの映画で実現したのは素晴らしいことだと思いました。どうやらアメリカ人は字幕が嫌いなようで、第二次世界大戦ものでドイツ人が英語でしゃべる映画に出くわすと辟易していました。

★★★☆☆ ある意味タランティーノらしい作品

無駄に長い会話、いろいろな映画の引用、カッコいい音楽、ちょっとひねっていて伏線がきいた物語、悪趣味なバイオレンス、個人的には、タランティーノらしい作品な気が。ただ、それにしても今回は冗長。もう少し短くテンポよくしたら、もっと面白かったんじゃないかな?

作品の詳細

作品名:イングロリアス・バスターズ
原作名:Inglourious Basterds
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
公開:アメリカ 2009年8月21日、日本 2009年11月20日
上映時間:153分
制作国:アメリカ、ドイツ
製作費:7000万ドル
興行収入:3億2100万ドル
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