15ラウンドを闘いぬくことに、ロッキーは永遠の愛をかけた・・・
スタローンが自ら主演と脚本を担当し、アカデミー賞作品賞を含む3部門に輝いた映画史に残る傑作ドラマ。人間味溢れる物語と何度でも立ち上がるロッキーの姿が多くの共感を呼び、低予算にもかかわらず世界で大ヒットを記録。当時まだ無名だったスタローンは本作でトップスターへと一気に駆け上がり、映画の内容と同様にアメリカン・ドリームを体現した。
ストーリー:フィラデルフィアの下町。無名ボクサーのロッキーは本業だけでは食えず、借金の取りたてを請け負って日銭を稼いでいた。そんなある日、世界チャンピオンのアポロが気まぐれで無名選手にチャンスを与えようと言い出し、無作為に選んだロッキーを挑戦者に指名する。降って湧いたチャンスを得て、ロッキーは想いを寄せる女性エイドリアンに、15ラウンドの最後まで戦い抜くことで自分の愛を証明すると約束する。そして試合当日・・・。
出演:シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、カール・ウェザース、トニー・バートン、スタン・ショウ、ペドロ・ロベル
★★★★★ 頑張れ!
タイトルマッチというビッグ・チャンスが突然やってくる。相手は史上最強といわれているチャンピオン。勝てるはずがない。しかし、場末のボクサーで借金の取り立て屋だった自分の周りに変化が訪れる。自分も最低な人間ならば、周りの人間も最低だと思っていたのに、恋人ができ、周りからも応援されるようになる。チャンピオンに勝つことから、人間としての自分を証明する戦いに気持ちが変わっていく。タイトル・マッチを迎え、どう戦うのか・・・いつの半端だった自分を奮い立たせ、最後まで戦い抜く姿に、涙が溢れそうになります。決戦前夜の言葉や、試合の終盤に何度ダウンしても起きあがってくる姿に、最後までやり通すことの大切さを教えられます。
★★★★★ 気持ちで見よう
最初見た目は薄暗く陰気なイメージの生活環境、登場人物なのですが、見ているうちにわかる人の心の温かさ。この映画はこれに尽きると思います。チャンスがあるないという運不運って人それぞれあるとは思いますが、チャンスをものにするための強い気持ち(勇気・やる気)って絶対必要なんだよな~なんて勝手に思いながら熱くなっちゃいますよ!
★★★★★ やられた。
極めて秀逸な人間ドラマ。人間の愚かさ、小ささ、それらをもひっくるめた美しさを描ききってる。も~最っっ高にいいのが、ミッキーがコーチを申し出るため、ロッキーの部屋を訪れる一連の場面!一度は申し出を拒絶され、憔悴した様子でアパートを出て立ち去ろうとするミッキーと、それを追ってアパートから走り出てくるロッキー。この二人の男の矜持、葛藤、後悔、敬意…。台詞がひとつもないのに、これらが全部画面からかんっぺきに伝わってくる。胸が熱くなる。
★★★★★ 最高
今までに、かなりの映画見ましたがロッキーが間違いなく僕の中ではベスト1です。ロードショーでは当時、最後は拍手喝采でしたよ。僕もそのうちの一人でした。今、映画が終わって拍手することなんかあるのだろうか?ビルコンテイの音楽がよりいっそう涙をさそってくれました。頑張って、頑張って、勝ってのアメリカンドリームという結末ではないところに単にボクシング映画ではないところにしびれました。最終ラウンドの結果発表のところで、結果はそっちのけでエイドリアンを探すロッキーには今見ても涙ポロポロです。バート・ヤングもいぶし銀の役者ですな。ロッキーシリーズ勿論、全部見ましたが・・・・1作目の強烈な印象が忘れることができません。挙句の果てに、フィラデルフィア美術館まで行ってガッツポーズしてきました。
★★★★☆ 最後までリングに立ち続けた男
ヘビー級世界タイトルマッチで自分よりはるかに強いアポロと15ラウンドフルに戦い、リングにたちつづけた者にしかわからない、苦しさ、頭の中で鳴る鐘の音、頭痛、めまい、そしてゴングの音みたいなものが、最後のバックに流れる音楽の、鐘の音にすべて集約されていると思います。あの鐘が15ラウンド目に頭の中で鳴り続ける鐘の音だと思いました。
映画はしがない、不良上がりの、イタリアンマフィアにも使われている、ボクサー、ロッキーが世界チャンピオンに挑戦する過程を縦軸に、エイドリアンとの恋を横軸に置いて、世界チャンピオンである黒人のアポロが恵まれないものにチャンスを与えるんだという発言をきっかけに一人の白人イタリア系アメリカ人ボクサーロッキーの人生が変わっていくという、面白い映画だと思います。
作品の詳細
作品名:ロッキー |
原作名:Rocky |
監督:ジョン・G・アヴィルドセン |
脚本:シルヴェスター・スタローン |
公開:アメリカ 1976年11月21日、日本 1977年4月16日 |
上映時間:119分 |
制作国:アメリカ |
製作費:100万ドル |
興行収入:2億2500万ドル |
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