伝説的サイキックホラー『パトリック』のリメイク
ストーリー:看護師が謎の失踪を遂げた郊外の不気味な病院。そこに赴任したキャシー(シャーニ・ヴィンソン)は、昏睡状態の青年パトリック(ジャクソン・ギャラガー)の世話を担当することになる。キャシーは、パトリックがサイキックパワーを持つことと、自分に好意を寄せていることに気付く。それがやがて病院に惨劇をもたらす元凶となるとは知る由もなかった・・・。
出演:シャーニ・ヴィンソン、レイチェル・グリフィス、チャールズ・ダンス、ペータ・サージェント、イライザ・テイラー、マーティン・クルーズ、デイモン・ガモー、ジャクソン・ギャラガー、シモン・ブキャナン
★★★★☆ 不気味な医師・師長・患者のいる病院に、よくもまぁ美人看護師が就職するなぁと思わずにはいられなかった!!!
ジャケットと予告編で見たヒロインのシャーニ・ヴィンソンの可愛さについ買ってしまった。郊外にある看護師も少ない不気味さの漂う病院。患者も家族から見放された重症患者が多いようである。医師も1人しかいないし何か危なそうな人体実験をやっているような様子も垣間見える。師長も何か秘密を持っていそうである。よくこんな病院に就職するなぁと思うが、昏睡状態のパトリックという青年の面倒をヒロインは看ることになる。ところがこの患者はサイキックパワーを持っていてヒロインに好意を寄せ、次々と恐ろしいことがヒロインの身の回りで起こることになる。特に目新しい手法はないものの充分スリルがあって西瓜を半分も食べたのに気づかないほどだった。
★★★☆☆ 病んでる人間が1番怖いっていう話
ストーリーの構成などは甘く感じますが個人的には好きでした。だいぶ病んでる昏睡青年が優しくしてくれたナースにストーカー愛しながら邪魔者を殺していくお話。パトリック自身倫理観もモラルも教えられず愛されることなく育ったのかなぁ、と考えると他人を好きになっても愛し方も慈しむこともわからずただ自分の感情のまま振る舞って周りは大惨事、みたいな感じがします。よく言えば純粋、悪く言えばサイコな人、性格的にサイコパスなのかソシオパスなのかいまいちわかりませんがホラー要素より感情面を妄想しながら観て楽しかったです。
★★★☆☆ 妙に格調を感じるホラー映画だ。
終始天気が悪く室内も照明が少ない陰鬱なムードで、脳死の患者しかいない病院をマッドサイエンティストの兄妹が経営を行っているゴシックホラーのお膳立てができているホラー映画だ。音楽をP・ドナジオ、名バイプレイヤーのC・ダンスを配役に起用したことにより、妙に格調が感じられる作品に仕上がっている。主演であるS・ヴィンソンの看護士姿もよく似合っていて、恐怖におびえる序盤の姿からファイナルガールとなった後の女性の力強さと逞しさの表現も見事で、ジメジメした作品に華を添えることに成功している。音響による恐怖演出が多いのだが頻発しすぎな感があり、最初の内は驚かされたが、中盤からは新鮮味と驚きが感じられなくなったのは残念である。又、パトリックの隠された力の秘密が明らかになるにつれ、物語が雑になり、強引なクライマックスに感じてしまった。珍しいオーストラリア産の映画だが、正統なホラー映画が好きな方で、細かいことを気にしない方には、十分楽しめる作品であろう。
作品の詳細
作品名:パトリック 戦慄病棟 |
原作名:Patrick |
監督:マーク・ハートリー |
脚本:ジャスティン・キング |
公開:オーストラリア 2017年7月27日 |
上映時間:96分 |
制作国:オーストラリア |
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