Nothing But Movies

“それ”は ずっとずっと 憑いてくる

ストーリー：19歳のジェイは男と一夜をともにするが、その後、男が豹変。縛り付けられたジェイ(マイカ・モンロー)は「“それ”に殺される前に誰かにうつせ」と命令される。“それ”は人にうつすことができる。“それ”はうつされた者にしか見えない。“それ”はゆっくりと歩いて近づいてくる。“それ”はうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。そして、“それ”に捕まったら必ず死が待っている。果たしてジェイは、いつ、どこで現れるかわからない“それ”の恐怖から逃げきることが出来るのか・・・。

出演：マイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト、ダニエル・ゾヴァット、ジェイク・ウィアリー、オリヴィア・ルッカルディ、リリー・セーペ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　なぜ、なにが、どうして…ついてくる！

なぜ、なにが、どうして・・・その不条理さと出来事の整合性がとれているところにホラーではあるがミステリー要素を強く感じた。突き詰めるとその存在は霊的なものでなく実態を持った何者かで、先住民に伝わる悪霊とされてきたものと解釈することも可能だが、そこまでの野暮な解釈がされていないスタイリッシュな作風にこの作品の良さが凝縮されていると感じた。

★★★★★ ホラーを纏った愛の物語

予告編を観た時、なんて怖そうなホラー映画だろうと思い、最後まで耐えられるか不安でした。しかし、ホラー描写を抑えてくれていると個人的には感じましたし、ただ怖いだけの映画ではない所に引かれました。音楽も印象的で、未だに頭に残っています。色々解釈が別れたり、考えさせられて、話合えるホラー映画でした。お薦めです！

★★★★☆　 久しぶり新しいホラーの形を見ました。

正直そこまですっごい怖いってわけでもない。でもホラー好きな自分としては最近のホラーが本当にお決まりのパターンで飽きて来て、恐怖どころじゃなくなっている所に斬新な恐怖演出とコンセプトに結構興奮しました。ジワジワ来るヌメーっとした感じの恐怖ってバッと驚かす恐怖より絶対観せるの難しいと思うんですよね・・・。そこを海外ホラーには珍しく成功させた近年では本当に珍しい映画だと思います。そしてインダストリアルな不気味な音楽の使いどころも素晴らしい！『サスペリア』を少し思い出しました。ホラー好きで映画集めてる人は新しいホラーの形として買っても損はないと思います。

★★★☆☆　雰囲気もあっていいんだけど・・・

設定も面白いんだけど・・・追ってくる”モノ”の見せ方もいいんだけど・・・ホラーあるあるのひとつ「こーすりゃいいじゃん」にちゃんと応えてくれて、劇中でやってくれたりするんだけど・・・なんなのかなぁ、テンポなのかなぁ、眠くなるんです。迫力がないのかなぁ・・・。

作品の詳細