1970年代ニューヨークの危険地域ヘルズキッチンを舞台に、マフィアビジネスに手を染めた女たちの戦いを描いたクライムサスペンス!
ストーリー:1978年、ニューヨークの犯罪多発地区ヘルズキッチン。キャシー(メリッサ・マッカーシー)、ルビー(ティファニー・ハディッシュ)、クレア(エリザベス・モス)にはそれぞれアイルランド系マフィアの夫がいるが、彼らは強盗事件を起こし投獄されてしまう。経済的に困窮した彼女たちは、夫たちのビジネスを引き継ぐことにするが・・・。
出演:メリッサ・マッカーシー、ティファニー・ハディッシュ、エリザベス・モス、ドーナル・グリーソン、ビル・キャンプ、マーゴ・マーティンデイル、コモン 、ブライアン・ダーシー・ジェームズ 、ジェームズ・バッジ・デール 、アナベラ・シオラ
★★★★★ ガールズエンパワーメント映画のその先へ
近年数多に女性の社会進出を謳う映画が公開された。それらの映画で女たちは理不尽な男社会と戦い、女性の置かれている理不尽な状況を訴えた。すなわち、「女は男の召使ではない。主体的な人間である」ということだ。本作もガールズエンパワーメント映画に違いないが、他になくその先を示している。これまで社会に進出していなかった女たちが世に出るということは、男とのポジション争いを意味するのだし、女同士にしても主体的に生きるのであれば闘争せざるを得ない。守られる存在。家庭に押し込められた存在をやめた瞬間から、女は闘争せざるを得なくなった。それは歓迎すべきだと思う。だから、女の苦しみを訴えるだけの映画にとどまらなかった本作には最大評価をつけた。女たちよ、戦え。この映画の主人公らのように。銃を手に取れ。銃がなければ、それに代わる武器を手に取れ。
作品の詳細
作品名:ザ・キッチン |
原作名:The Kitchen |
監督:アンドレア・バーロフ |
脚本:アンドレア・バーロフ |
公開:アメリカ 2019年8月9日、日本 劇場未公開 |
上映時間:102分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3800万ドル |
興行収入:1600万ドル |
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