実話を基にした壮絶な漂流記
瀕死の婚約者、飢え、渇き、操縦不能のヨット、そして陸まで3200キロ
ストーリー:1983年、婚約したばかりのタミー(シャイリーン・ウッドリー)とリチャード(サム・クラフリン)は、ヨットに乗り込み、タヒチからサンディエゴへと旅に出た。ところが出発から2週間後、記録的なハリケーンに遭遇し巨大津波に飲み込まれてしまう。船室にいたタミーはしばらくして目を覚ますが、ヨットは操縦不能で無線も繋がらない。さらに、大怪我を負い波に漂うリチャードを発見する。極限状態の中、タミーはセーリングの知識を総動員し陸を目指すが・・・。
キャスト:シャイリーン・ウッドリー、サム・クラフリン、ジェフリー・トーマス、エリザベス・ホーソーン
★★★★★ 迫力ある海の表情が圧巻
実話を基にした作品で、『ダイバージェント』シリーズでトリスを演じたシャイリーン・ ウッドリーが本作でも主役を演じています。可憐な少女だったダイバージェントから、漂流サバイバルを生き抜くタフな女性への成長に驚きましたが、話としては一本道で、登場人物も最小限に留められ、単調とまでは言いませんが最後の大どんでん返し(最初からよーく観ていれば気付きます)を除けば、どうやって生き抜いたかという部分に集約されます。とはいえ、美しい大海原の描写が素晴らしく、俯瞰映像、波しぶき、そしてオレンジ・亜麻色・カーネリアンが混じり合った夕焼け(劇中より)など間近な迫力を感じられるでしょう。個人的には、主人公たちが「一番行きたいのは日本」と話していたのが印象的でした。最後に、私は映画館で観ましたが、ある意味海が主役の作品である以上、出来るだけ大きな画面で観てもらいたい作品です。
作品の詳細
作品名:アドリフト 41日間の漂流 |
原作名:Adrift |
監督:バルタザール・コルマウクル |
脚本:アーロン・カンデル |
公開:アメリカ 2018年6月1日、日本 2020年6月12日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3500万ドル |
興行収入:5900万ドル |
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