Nothing But Movies

誰もが、自分の“カタワレ”を探してる…

夢と引き換えに刻まれた、「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」。ヘドウィグの魂の叫びは、トミーへのラヴ・ソングだった・・・。

ストーリー：自由と引き換えに性転換をして女としてアメリカに来たヘドウィグ(ジョン・キャメロン・ミッチェル)。やがてロッカーを夢見るトミー(マイケル・ピット)と恋に落ちた彼は、自分の持つ音楽やロック魂を全て教え込む全て教え込む。だがトミーは裏切り全曲を盗んでデビュー。ヘドウィグの曲を歌いビルボードNo.1ヒットを飛ばしたトミーはコンサートを開始する。傷心のヘドウィグも彼を追いかけ全米各地を巡業。ある日ヘドウィグはトミーと再会するが・・・。

キャスト：ジョン・キャメロン・ミッチェル、ミリアム・ショア、マイケル・ピット、スティーヴン・トラスク、アンドレア・マーティン、セオドア・リスチンスキー、ロブ・キャンベル、マイケル・アラノフ、アルバータ・ワトソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　最高の音楽映画

映画を見てサントラを即購入した作品です。どの曲も素晴らしく、PVのような映像とあいまって最高です。特にThe Origin Of Loveが好きです。同性愛の映画とか先入観を抜きにして見てください、とても素晴らしい作品ですよ。

★★★★★　愛と性の魂の叫び

公開時に予備知識がないまま観て魂から衝撃を受けた。その後、背景となったプラトンの饗宴を読んでから観てさらに奥深い映画であることを感じた。今回、かつて買ったサントラの歌詞カードが片付けをしていた部屋から出てきて、久しぶりに観た。ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の迫真の演技、歌から伝わってくる魂の叫びは時代を超えた作品だと実感した。あとにも先にもこれほど愛と性について激しく感性に訴えかけてくる作品には出会ったことがない。コメディに分類されているのだけが謎。

★★★★★　いきなりベストムービー！！

とにかく映画館で観ていきなりベストムービーと呼びたくなってしまった。性転換やドラッグクイーンの様な風貌ゆえ、ただの『オカマ映画』もしくは『プリシラ』のような底抜けに明るい映画に思われるかもしれないが、これはとてもせつない話だ。例え興味本位であったとしても観る価値は十分にあると言える。全編オリジナルロックミュージックだけれど、ヘドウィグと恋人のロマンティックなシーンだけ『I WILL ALWAYS LOVE YOU』がわざと流れるのがいい。ヘドウィグの悪趣味スレスレのファッションも楽しめる。凡庸なメロディだがインパクトあるオリジナルソングも良くて、おもわずサントラも買ってしまった。監督およびヘドウィグを演じたジョン・キャメロン・ミッチェルに大拍手！！！！

★★★★☆　ヘドウィグ最高！

音楽がいい！サントラも欲しくなっちゃいます。出演者は知らない人ばかりだったんですが、本当にこの人、こんな人なんじゃないかと思うくらい自然。内容は明るく歌いまくる映画なのかと思ったら、主人公の意外な過去や、昔の恋人とのトラウマとも思える出来事など考えさせられることもあったり。育った環境や、性格、生き方も私とは全く違う主人公なのに、なぜか感情移入してしまって、最後のシーン。なんだか肩の荷が下りて、楽になった気持ちがしました。そう思ったら自然に涙が出ていました。この映画を観れば、ヘドウィグファンになること間違いないでしょう！

★★★☆☆　アニメーションがイイです。

いきなり、「私は、新しいベルリンの壁。ブチ壊せ！」で始まるキョーレツグラムロックムービー！ちょっと濃すぎるので、ついていけない方も在るのではないかナ。強烈な登場人物のナイーブな心理状態があまりに露骨に表現されすぎて、観客を馬鹿にしているようにも見えます。日本人とアメリカ人の違いかなぁ？フランス映画なら、もうちょっとうまく表現できるのではないかとも思います。随所に現れるアニメーションが、味があってイイです。私はアニメーションはあまり好きではないのだけど、この映画に関してはアニメが出ると“ホッ”とします。

★★☆☆☆　うーん

これは非常に評価が分かれそうな映画です。もともとこのような世界が好きか嫌いかによって映画を面白く観られない可能性も。アングリーインチがイマイチ強調されなかったので、ヘドウィグの怒りというか悲しみが伝わりづらかったです。ストーリーだけ先に聞いていたけど、想像とだいぶ違って浅かった。もうちょっと踏み込んで描いていればなぁ・・・。おしい。

作品の詳細