人類と猿との戦いを描いたSFシリーズ第4弾
猿たちの怒り、そして暴動! 地球はかくして<猿の惑星>と化した!
ストーリー:言葉を話す猿たちの繁栄を恐れた人間に、あの猿の夫婦が殺されてから18年。彼らの忘れ形見シーザーは密かにサーカスの団長によって育てられていた。猿が人間のペットとなっている社会で、奴隷として虐待を受ける仲間の猿の姿をみた彼は、ついに怒りを爆発させ、人間への反乱を開始した!
出演:ロディ・マクドウォール、ドン・マレー、ナタリー・トランディ、ハリー・ローズ、セヴァーン・ダーデン、ルー・ワグナー、ジョン・ランドルフ、エイサ・メイナー、リカルド・モンタルバン
★★★★★ 地球はかくして猿の惑星になった。
第1弾『猿の惑星』に登場した猿の夫婦が殺されてから18年。彼らの忘れ形見シーザーは密かにサーカスの団長によって育てられ、奴隷として虐待を受ける仲間の猿の姿をみた彼は、ついに怒りを爆発させ、人間への反乱を起こし・・・ついに猿の惑星になっていきます。
★★★☆☆ 猿と人類の立場が逆転
(70年代に製作された)猿の惑星は映画版が5部作、TVドラマ版、アニメ版があるが私が子供のころ見たのはアニメ版とTVドラマ版。映画は後になってみたが、やはり猿の惑星、続猿の惑星ともに強い印象を受けた。この2作が傑作なのは間違いない。第3作以降は多少趣が違う。前2作では2000年の間に猿と人間が正反対の位置に置かれた転換がショッキングだったが、3作目以降はその2000年の間に起こったことを30年で繰り返すという設定になっている。「征服」は未来の猿が現代に漂着し、猿夫婦が子供を生むという3作目の続き。サーカス団長の機転で奇跡的に命が助かった猿夫婦の息子シーザーが主人公となる。サーカス団長によって育てられた人間の言葉を話す猿シーザーは自分たちと同類の猿たちが奴隷同然に扱われていることに憤慨し、人間社会を転覆させるべく革命勢力のリーダとなり猿の解放を目指す。これが猿の惑星の世界への大きな第一歩となるのである。猿の革命運動は当時現実に起きていた黒人解放の公民権運動、ベトナム反戦運動などともダブる。時代を感じさせるドラマ設定だ。革命がばら色の未来を象徴していた時代だけに最期のシーザーとマクドナルドとのやり取りは秀逸である。猿の惑星、続猿の惑星には及ばないがそれなりに楽しめる。
作品の詳細
作品名:猿の惑星・征服 |
原作名:CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES |
監督:J・リー・トンプソン |
脚本:ポール・デーン |
公開:アメリカ 1972年6月29日、日本 1972年7月22日 |
上映時間:87分 |
制作国:アメリカ |
製作費:170万ドル |
興行収入:900万ドル |
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